仕事をする上で、
「自分がイニシアチブをとって仕事をしていく」
ということは、とても重要であるとともに、
それが直接やりがいにも繋がると個人的には思っています。
では、いかにイニシアチブをとっていくのかと考えたときに、
必要なスキルにはどんなものがあるのか?
…と上げればキリがないのですが、出てきたものを
ざっくりとひっくるめてみると、要は「リーダシップ」
ではないかという結論に到達。
さてじゃあ「リーダシップ」をとるために必要なスキルとは
どんなものがあるのでしょう?
そこで今回は「リーダシップ能力」を高めるために必要な
スキルや考え方についてまとめてみました。
と、偉そうに書いてはいますが、自分自身の「リーダシップ能力」が
まだまだ未熟であり、そんな自分自身へのコミットメントのための
まとめだったりするのですが…
ビジネスの基本はコミュニケーションであり、
たとえエンジニアであっても必須のスキルではないでしょうか。
「コミュニケーション力なくしてリーダーシップなし」
ということで、まずはコミュニケーション能力を向上させるための
スキルについて見ていきましょう。
○基本は声出し
コミュニケーションの基本は何といっても「声」。
暗い声や、か細い声ではなく、張りのある声を出すだけでも
印象は大きく変わります。
まずは、張りのある声を出すことを心がけてみましょう。
とりあえず少し大きめの声でゆっくりとしゃべることを
意識してみるだけでも変わるはず。
声を出すときの感覚は、背筋を伸ばして立って、
口の高さよりも少し上の前方を狙って出してみる。
○相手の目を見る
相手への配慮も大事。
相手の目を見てうなずきや相づち、そして微笑みも忘れないように。
相手が言っていることをメモして、タイミングを見計らって
質問やコメントをする。
小難しいテクニックを学ぶよりも先に、
このような基本的なことをしっかり実践する方が
よっぽど大事だと思います。
コミュニケーション能力のある人を観察していると
「自分の意見を押し通す」タイプよりも、
「謙虚である」タイプが圧倒的に多い。
質問で相手の意見をうまく引き出し、話を広げつつ
ナイスなタイミングで自分の考えを意見する。
つまり「喋る技術」よりも「聞く技術」を学ぶ方が
コミュニケーション力を高める近道であるといえます。
相手への質問も、話が広がるような質問の仕方を身につければ
会話が途切れる瞬間を減らすことができます。
○うなずきと相づち
相手の目を見てタイミングよく「うなずき」や「相づち」を入れる
「うなずき」や「相づち」にも様々なバリエーションが存在し、
大きく分けて以下のように3つに分けることができる。
○「自分はきちんとあなたの話を聞いていますよ」という相づち
「はい」「はいはい」「ええ」「ええ、ええ」「うん」「うんうん」
「そう」「ふーん」「へぇ」「ほぅ」
○相手が話をしやすいように、相手の話を引き出すための相槌
「それはそれは」「○○だね」「そうなんですか」「そうですね」
「なるほど」「なるほどなるほど」「そうなんだ」
○自分も話をするために、話題のイニシアチブを握るための相槌
「へぇ~、それで?」「へぇ~、それから?」
以上を踏まえてうまく使いこなすのが吉。
○復唱
相手が言った言葉をそのまま繰り返すのが基本スタンス
自分の言った言葉をそのまま復唱されると相手は、
「私の話をちゃんと聞いてくれている」と感じ、
そこから安心感が生まれ、話が広がっていくという
好循環スパイラルが生まれる。
「もっと技術を追求していきたいのに、俺に管理職になれと上司が言うんだ」
「そっか、管理職になれと上司が言うんだ。」
慣れてくれば、相手の話の要点を整理して復唱してあげる。
要点を整理して相手に返してあげることで、相手の話したいことも
整理される。
「俺がもっと技術を追求していきたいと言ったら、それなら技術を追求しながら
部下の管理もするように言われたんだ。でも、それじゃあどちらも中途半端に
なってしまうと思うんだよね」
「なるほど、技術の勉強をしながら、部下の管理をするとなると、どちらも
中途半端になってしまうわけだね」
質問とは相手が話したいことを話しやすくするために使うツール。
良い質問を投げかけてあげることで、話の核心を突いてあげるイメージ。
質問には、「はい」か「いいえ」で答えられる質問と
答えられない質問の2種類がある。
○「はい」か「いいえ」で答えられる質問例
・魚と肉はどっちが好き?
・今日飲みに行こうか?
○「はい」か「いいえ」で答えられない質問例
・将来のキャリアパスは?
・休日は何してたの?
まずは相手の答えを引き出すためにも「はい」か「いいえ」で
答えられる質問は避け、自由に答えることができる質問をする
その後は、「はい」か「いいえ」で答えられる質問を織り交ぜながら
自由に答えることができる質問をして話を広げていく。
続いてリーダーの具体的職務からみていきたいと思います。
書籍「リーダーシップの本質―真のリーダーシップとは何か」に、
リーダーの具体的職務について以下のように書かれています。
さあ、あとはこの職務を全うしていけば良いわけです、簡単簡単!!
って現実はそう簡単にはいかないものです。
最初からリーダーのしての資質を持っている方はともかく、
私のようにリーダーとしての資質のかけらも無い人間は
リーダーの職務を理解しても、それをどのように行動に
移していけばよいのかが分からない。
どのようにゴールを設定するか?
現在地がどこで、ゴールまであとどのくらいなのか?
環境の変化を察知したら、どの方向に舵を取っていけばよいのか?
とここで行き詰まってしまうわけです。
そこで考え方を変えて、リーダーという仕事をしていく上で、
必要なスキルはどんなものがあるのかを考えてみました。
リーダーの具体的職務から「必要なスキルは何か?」を考えていき、
最低限必要なスキルを以下の3つに絞ってみました。
「ビジョン」
「マネージメント」
「コミットメント」
○ビジョン
リーダーはプロジェクトや組織のビジョンを明確に提示し、
そのプロジェクトや組織のゴールを認識する。
そのプロジェクトや組織によって何を実現しようとしているのか、
何を具現化したいのかを考えればゴールは見えてくる。
ビジョンには半年後や1年後などの短期的なことの他に
5年後、10年後などの長期的なものまで明確に提示する。
メンバーに「今の仕事が将来のキャリアアップに必ず結びつく」
ということを、明確に提示することでメンバーの
モチベーションアップに繋がる。
ビジョンを提示する場合は、シンプルで具体的な言葉に
置き換えることで、メンバーはイメージしやすくなる。
○マネージメント
そのビジョンに近付くためは、どのような目標を立て、
どのように行動していくかを考えることが基本。
組織として、そのビジョンを実現するための戦略を、
どのような体制で実現させていくのかを考える。
メンバーの中で誰にどのような仕事をさせていくことが
効率的なのかを考える。
○メンタリティ
自分自身はもちろん、部下や上司の心と体の管理を忘れないこと。
部下や上司を「どうしたい」というビジョンを明確にしておくことが大事。
「部下を~のように育てていきたい」
「上司には~のようにあってほしい」
そんなビジョンをもっておくことで、おのずと接する態度は決まる。
部下や上司には常に気を配り、コミュニケーションを怠らない。
部下を叱るときも行為を叱って人格を否定しないのは絶対。
チーム内のメンタリティに気を使うことでチームとしての結束力が強まる。
リーダーの意向をメンバーに浸透させたり、
メンバー間の意思疎通をよくするためにもメンタリティを忘れてはいけない
以上、3つのスキルについて、日々意識し行動していくだけでも、
変わるかもしれませんね。
続いてリーダーとして問題にぶつかったときに
どのように対処していけばよいか。
特にメンバーに指示した作業で問題が発生したときに、
リーダーとしてどのような対処をするかで、
その後のメンバーからの見方が変わってくると思います。
つまりチーム内の「問題解決」をいかにうまくこなすかが大事。
また、問題を出来るだけ早い段階で食い止めるためにも、
早い段階でメンバーから報告をしてもらう文化を作ることが大事。
問題が発生したときこそリーダーは率先して
その問題の解決に挑まなければいけない。
また、「問題解決」をするために、部下が抱える問題の本質を
いかに正確に理解するかがキモ。
そのためには部下に「自分に何をして欲しいか」を
クリアにして報告してもらう。
ここまでリーダーとして必要なスキルについて
まとめてきましたが、その他にもリーダーとしての
必要な心構えについてまとめておきたいと思います。
それでは最後に、よりリーダーとして成長するための方法について
大変参考になる記事が「All About」に掲載されていましたので転載させていただきます。
リーダーシップって何?
http://allabout.co.jp/relationship/affinity/closeup/CU20070115L/
http://allabout.co.jp/career/careersales/closeup/CU20020206A/
http://www.organic-style.net/npo-manage/leadership.htm
http://www.eleader.jp/mt/91/82/000435.html
http://allabout.co.jp/career/management/subject/msubsub_Sub-Leadership.htm
http://allabout.co.jp/career/collegegradcareer/closeup/CU20050630B/
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