無線通信は使用できる周波数帯や法規制などにより各国ごとにバラバラです。
そのため WiMAX は 規格化するときに各国で対応できるように非常に柔軟な規
格となっています。
前回 WiMAX 、Mobile WiMAX の変調方式について書いてきましたが、
実はそのほかにも多くの変調方式を使用することが出来るのも特徴の1つです。
OFDM や OFDMA の他にも、「QPSK」、「16QAM」、「64QAM」といった変調方式
をサポートしており、さまざまな通信環境への対応が可能になっています。
この理由として、各国ごとに異なる無線通信に関する規制や利用可能な周波数
帯に対応させるために複数の変調方式に対応しています。
WiMAX では、利用可能な 1 チャネルあたりの周波数帯域幅を 1.25M ~ 20MHz
の範囲で設定できるようになっています。
これによって、各国で利用されている 1 チャネルあたりの帯域幅が異なってい
たとしても対応が可能になっています。
WiMAX が実装する通信方式には以下の 2 つをサポートしています。
TDD は PHS で、FDD は携帯電話で使用される通信方式で、WiMAX は両方の通
信方式をサポートすることで、相互接続性を可能にしています。
この TDD と FDD をサポートすることで、周波数帯が制限されている国や地域
であっても全二重通信を可能にしています。
以上のように WiMAX はさまざまな周波数帯や変調方式、通信方式をサポート
することで、国や地域にある規制を乗り越えて通信を行うことが可能な技術な
のです。
ただ、多彩なオプションがあることで WiMAX 関連機器の設計や製造コスト、
技術への負担が大きくなってしまうというデメリットがあることも事実です。
そのため各メーカがさまざまなオプションを選択して製品化してしまい、
その結果互換性を保て無くなってしまうということも考えられます。
その点は今後考慮していかなければいかないかもしれません。
WiMAX - WiMAXの基礎
WiMAXの基礎
WiMAX - さまざまな規格
WiMAXで使われるさまざまな規格
WiMAX - MobileWiMAX
MobileWiMAXの基礎
WiMAX - WiMAX が広範囲をカバーできる理由
WiMAX が広範囲をカバーできる理由
WiMAX - WiMAX は非常に柔軟
WiMAX は非常に柔軟
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