辞書(ディクショナリ)型とは、1組のデータを「キー」と呼ばれる識別子とそれに対応する「値」を合わせて管理するデータ型です。
辞書型のオブジェクトを作成するには以下のように記述します。
{キー1:値,キー2:値,キー3:値,・・・}
「{ }」で囲んだ中に要素を「,」で区切って記述します。キーと値は「:」で区切って記述します。
キーには通常重複しない文字列を使用します。Listのインデックスの代わりにキーを使って要素を識別することになります。
ListやTupleはシーケンス型に分類されるのに対して、辞書はマッピング型に分類されます。
主な組み込み型には以下のようなものがあります。
「国語、数学、英語」のキーに、それぞれの点数を値とする辞書を作成してみます。
>>> score = {"kokugo":80,"suugaku":73,"eigo":92}
>>> score
{'suugaku': 73, 'kokugo': 80, 'eigo': 92}
上記結果を見ると分かるとおり、辞書オブジェクト内の要素の順番は、作成した順番通りに記憶されていません。要素の順番は、キーと値から「ハッシュ値」が生成され、そのハッシュ値を元に決まるため、作成した順番と通りに記憶されることはありません。
特定の要素の値を表示する場合は、キーを指定することで抜き出すことが可能です。
>>> score["suugaku"]
73
辞書の要素の数を調べるには、ListやTupleと同じようにlen()で調べることができます。
>>> score = {"kokugo":80,"suugaku":73,"eigo":92}
>>> len(score)
3
辞書はListと同じくミュータブルなので、値の変更が可能です。
>>> score["suugaku"]
73
#値を95に変更する
>>> score["suugaku"] = 95
>>> score["suugaku"]
95
キーと値のペアを追加する場合は、使用していないキーを指定して値を設定します。
>>> score
{'suugaku': 95, 'kokugo': 80, 'eigo': 92}
>>> score["rika"] = 65
>>> score
{'suugaku': 95, 'kokugo': 80, 'eigo': 92, 'rika': 65}
要素を削除するにはdelコマンドを使用します。
>>> score
{'suugaku': 95, 'kokugo': 80, 'eigo': 92, 'rika': 65}
>>> del score["rika"]
>>> score
{'suugaku': 95, 'kokugo': 80, 'eigo': 92}
辞書の中で指定したキーを使用しているかどうかを調べるには、in演算子を使用します。
キーが存在していればTrueを、存在していなければFalseを返します。
>>> score
{'suugaku': 95, 'kokugo': 80, 'eigo': 92}
>>> "eigo" in score
True
>>> "syakai" in score
False
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