前回、OpenFlowのフローテーブルについて解説をしました。
OpenFlowはフローという考え方を通信を行い、OpenFlowスイッチ内部にフローテーブルを持ち、パケットやフレームを転送します。
前回は、フローテーブルの構成を途中まで説明しましたので、今回はその続きで、「Match Field」について解説していきます。
Match Fieldで指定出来る条件は、OpenFlowの仕様で規定されていて、バージョン1.3の場合、以下のヘッダー情報に対応しています。
このようにOpenFlowプロトコルは、スイッチのポートから TCP/UDPのポート番号まで、レイヤー1からレイヤー4までの情報を 使ってデータ転送の制御を行うことができます。
あるフローエントリのMatch Fieldに「VLAN ID = 10」と指定していれば、 「受信したフレームのEthernetヘッダに記述されたVLAN IDが10」の フレームがマッチします。
また、複数の条件を指定することも可能で、例えばVLAN IDと IPv4アドレスの2つを同時に指定することなども可能です。
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