前回、OpenFlowコントローラとOpenFlowスイッチ間の やりとりをする際に使用されるメッセージタイプについて、 「Controller-to-Switchメッセージ」を解説しました。
今回は残りの2つのメッセージタイプについて解説していきます。
OpenFlowでは、OpenFlowコントローラとOpenFlowスイッチ間で 情報をやり取りする際に利用するメッセージが規定されています。
OpenFlowでは以下の3つのメッセージ・タイプがあります。
OpenFlowコントローラからOpenFlowスイッチに対して発行されるメッセージで、 その要求メッセージに対してOpenFlowスイッチが応答を返すものと 返さないものがあります。
OpenFlowスイッチからOpenFlowコントローラに対して 送信される発行されるメッセージ
OpenFlowコントローラとOpenFlowスイッチ間でやり取りするメッセージ
今回は、「Asynchronousメッセージ」と「Symmetricメッセージ」 について解説していきます。
Asynchronousメッセージには以下のようなものがあります。
受信したデータがフローエントリにマッチしなかった場合、 OpenFlowコントローラにデータの処理方法を確認するために、 OpenFlowスイッチが送信するメッセージ。
OpenFlowコントローラはPacket-Inメッセージの内容に基づき パケットの情報を抽出し、制御方法を決定します。 制御方法としては、新たなフローエントリの設定を Modify-Stateメッセージを使ってOpenFlowスイッチに指示したり、 Packe-Outメッセージを使って、指定したポートから転送するように 指示する等があります。 OpenFlowスイッチの実装によっては、フローエントリに マッチしないデータは破棄することも可能です。
フローエントリの保持時間(Timeouts)が満了した場合に、 その旨をOpenFlowスイッチからOpenFlowコントローラへ 通知する場合に使用するメッセージ。
物理ポートのリンクがダウンしたときや、 管理者が明示的にポートをダウンさせたときなど、 物理ポートに状態変化があったとき、 その情報をOpenFlowスイッチからOpenFlowコントローラへ 通知する場合に使用するメッセージ。
エラーが発生した場合に、OpenFlowスイッチから OpenFlowコントローラに通知する場合に使用されるメッセージ
Symmetricメッセージには以下のようなものがあります。
OpenFlowコントローラとOpenFlowスイッチ間で、 接続を開始する場合に使用するメッセージ。 Helloメッセージのパラメータとして、 OpenFlowのバージョン情報などが含まれていて、 お互いにサポートするバージョンを確認し合います。
OpenFlowコントローラとOpenFlowスイッチ間の 死活監視のために、双方からrequestメッセージを送信し、 受信側がreplyメッセージを返信します。 またこのメッセージでOpenFlowコントローラと OpenFlowスイッチ間の遅延や帯域幅の測定も行います。
OpenFlowの将来的な拡張を見込んで用意されているメッセージ。
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