OpenFlowスイッチでは、受信したデータの情報から、どのフローエントリーを利用してデータを処理するかを判断しますが、条件が合致するフローエントリーが複数あるような場合、フローエントリーごとの優先度を基に処理することになります。
逆に複数のフローエントリーに合致したとしても、複数の処理を実行することはできません。
以下のようにマッチ条件にネットワークアドレスを利用したり、「any」条件を利用すると、複数のフローエントリーに合致してしまう場合があります。
フローエントリーごろと優先度については、フローテーブル内の「Priority」フィールドが使われます。
「Priority」に設定している数値の大きいものほど優先度が高くなります。
フローエントリーの優先度設定は、フローエントリー変更メッセージ(FlowModifyメッセージ)が使用されます。
OpenFlowコントローラからFlowModifyメッセージを受信すると、OpenFlowスイッチはフローエントリーの「Priority」フィールドに優先度を設定し、複数のフローエントリーに合致するデータを処理する際は、優先度の最も高いフローエントリーを選択して処理を行います。
この優先度を活用することで、効率良くパケットフィルタリングを行うことが可能です。
特定の送信元IPアドレスから、特定の宛先IPアドレスに送信されるパケットのみ通過させて、それ以外の送信元IPアドレスのパケットは破棄させる場合は以下のようにフローテーブルを構成します。
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