随分前からサービスしていたのですが、なかなか触る機会がなかったVirlを試してみました。
Cisco Virlとは、Ciscoルータを仮想的に構築することができるシミュレーション・ソフトウェアです。
Virlは実際のネットワーク機器のソースコードを多く使用しているらしいので、実機を使わずに検証するという使い方もできそうです。
動作するOSとしては、IOS、IOS-XE、IOS-XR、NX-OSと一通りのOSが動作する模様。
Virlはオンプレ環境で構築することも可能ですが、CiscoのサイトでdCloudというサービスの1つとしてリリースもしています。今回はこのdCloud(要Ciscoアカウント)上でVirlを使ってみようと思います。
Cisco dCloudにアクセスします。
Ciscoアカウントでログインします。
データセンタを選択しろとあるので、「APJ」を選択。
dCloudのサービスの中から、virlを検索します。「find content」をクリック。
「Serach or Filet」に、virlと入力しEnter。
「Cisco VIRL ほげほげ Sandbox」を探して、「Schedule」をクリック。
「Now」をクリックしてから、「Next」をクリック。
利用目的等を聞かれるので必須項目のみ入力し、「Schedule」をクリック。
virlのサービスが起動します。5分〜10分ほど待つと起動終了しますので、気長に待ちましょう。
起動が終了すると、「View」ボタンが表示されるのでクリックします。
無事にvirlが起動しました。
まず踏み台のWindowsサーバーにアクセスします。メニューの「Servers」を選択して、表示されたウインドウから「Workstation」をクリック。
「Remote Desktop」をクリック。
Windowsサーバーの仮想デスクトップが起動しますので、デスクトップにある「VM Maestro」アイコンをクリック。
サンプルで2台のIOSルータが接続されたトポロジーが用意されています。
早速ルータを起動してみます。右上にある「Simulation」をクリックしてから、「▶」アイコンでルータを起動させます。
ルータの起動が開始されて、画面下部にメッセージが流れます。
起動が完了したら、ルータにアクセスしてみます。ルータ上で右クリックして、「Telnet」→「to its console port」をクリック。
無事にアクセスできました。デフォルトのログインパスワードは「cisco」でした。
デフォルトのコンソール画面は右下に表示されます。見づらい場合は位置や大きさも変えられます。
2台のルータを動作させて、実際にIPアドレスを設定しOSPFを動作させてみましたが、特にレスポンスも気にならないレベルでした。ルータの台数を増やしたり、複雑なトポロジーにするとレスポンスがどうなるのかは試していませんが、少し気になるところです。
dCloud版VIRLは、デフォルトの利用時間が4時間となっていて、4時間を超えると自動で停止します(延長する方法もあります)。
ちょっとルータの動作を確認したいけど手元にルータが無い時や、コマンドを確認したい場合などに使えそうなサービスです。
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