CCNAに出題される範囲はネットワーク基礎知識全般及び、Cisco機器の基礎知識全般が対象となっており、試験範囲はと~っても広い
出題範囲を大まかに分けると以下の4つに分類される。
1.プランニング / 設計Cisco機器を使用した簡単なネットワークの設計やIPアドレッシング
2.実装 / 運用基本的なCiscoルータ及びスイッチの設定
3.トラブルシューティングルーティングやハードウエアのトラブルシューティング
4.テクノロジーTCP/IPの基礎知識やルーティングプロトコルの概要
各分類についてもう少し詳しく見てみよう。
Cisco機器を使用した簡単なネットワークの設計やIPアドレッシングに関する問題が出題される。最低でも以下の知識はしっかり覚えておかなければ突破は難しい。
○IPアドレスに関する基礎知識・プライベート、グローバルアドレス・アドレスクラスの概念・NATに関する知識
○ルーティングに基礎知識・スタティックルーティング・ダイナミックルーティング・Administrative Distances・各種ルーティングプロトコルの特徴(RIP、IGRP、EIGRP、OSPF)・ルーティングループの概念と回避技術
○スイッチの基礎知識・VLAN・VTP
○アクセスリストの基礎知識
○各種WANサービスの基礎知識・High-Level Data Link Control (HDLC) protocol・Point-to-Point Protocol (PPP)・Frame Relay・Integrated Services Digital Network (ISDN)
基本的なCiscoルータ及びスイッチの各種設定に関する
問題が出題されます。
○各種ルーティングプロトコルの基本設定
・RIP、IGRP、EIGRP、OSPF
○IPアドレスとサブネットに関する知識
・サブネット変換
○ルータ管理のための設定
・コンフィグレーションレジスタ
・パスワードリカバリ
○Catalyst2950の基本設定
・ホスト名の設定
・パスワードの設定
・IPアドレスの設定
・VLANの設定
・VTPの設定
○LANの基礎知識
・ストレートケーブルとは
・クロスケーブルとは
・ロールオーバケーブルとは
○IOSの基礎知識
・ルータへの接続方法
・ルータの起動
・Setupモードについて
○アクセスリストの設定
・標準アクセスリスト
・拡張アクセスリスト
・名前付きアクセスリスト
○WANの設定
・PPP、フレームリレー、DDRなど
設定コマンドや各種確認コマンドを問う問題も出題されますので、
基本的なコマンドは覚えておく必要がある。
また、シミュレーション問題といって、実際にコマンドを
打ち込む問題も出題される。
実機をさわったことがない方には辛い問題。
ルーティングやハードウエアのトラブルシューティングに関する
問題が出題されます。
○ルーティングプロトコルのトラブルシューティング
・RIP、IGRP、EIGRP、OSPF
○IPアドレッシングのトラブルシューティング
・10進数 ←→ 2進数変換
○CDPを使ったトラブルシューティング
○アクセスリストのトラブルシューティング
○WANに関するトラブルシューティング
・PPP、フレームリレー、ISDNなど
トラブルシューティングに使用する各種確認コマンドについても
出題されるので、実際にCisco機器を運用した経験を持っている方は有利。
TCP/IPの基礎知識やルーティングプロトコルの概要に関する
問題が出題されます。
Ciscoというよりも、ネットワーク全般の知識に関する問題が出題される。
○OSI参照モデルに関する基礎知識
・MACアドレス
・各種プロトコルヘッダ
○Cisco独自の3階層モデルの基礎知識
○STPに関する基礎知識
○スイッチに関する基礎知識
・ハブとスイッチの違い
・各スイッチング技術の基礎
以上のような出題範囲の中でランダムに出題されます。
Ciscoの試験なので、やはりCiscoのルータやスイッチをさわった経験が
ないと合格はなかなか難しいかもしれない。
では、Cisco機器を見たことも無い方は合格しないのか?
というとそうでもない。
CCNA 取得を目標に効率よく勉強していけば、取得ももちろん夢ではない。
ただしそのままでは、実務で使い物にならない「ペーパー・エンジニア」に
実務経験を積んでいかなければ真のエンジニアにはなれませんが。
ネットワ-ク初心者のみなさま。
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