DHCPのしくみ(簡単に)


DHCP:IPアドレスの管理を行う

自動でIPアドレスが割り当てられることは分かりました。
では実際にIPアドレスを重複しないように管理し、
各ノードに割り当てを行っているのは誰なのでしょう?

DHCPを使い、アドレスの管理と割り当てを行うノードを一般的には

 DHCPサーバ

と呼びます(そのまんまですね)。

DHCPを使ったIPアドレス自動割り当てを行っているネットワーク上には
少なくとも1台以上のDHCPサーバが存在しているはずです。

「ちょっとまて。我が家のパソコンはIPアドレスが自動で
  割り当てられているみたいだけど、DHCPサーバなんぞ存在しないぞ?」

と思っている方もいるかもしれませんが、もしあなたの家でブロードバンドルータ(以下BBルータ)を
使用しているのであれば、そのBBルータがDHCPサーバも
兼務してくれています。

BBルータは使用していなくて、パソコンをADSL用のモデムに
直接繋いでいるなんて方は、プロバイダ側にDHCPサーバに変わる
IPアドレスを割り当ててくれる装置が、アドレスの割り当てを
行ってくれています。

ただその場合はDHCPとはちょっと違う機能だったりするので、
その技術はまたの機会に説明しますね

と言うわけで今回は以下のような分かりやすいネットワークで
DHCPの動作を見ていきたいと思います。

 

DHCPのしくみ

さてそれでは実際にDHCPの動作について見ていきましょう。

DHCPはIPアドレスが欲しいノードとDHCPサーバの間で
以下のようなやりとりが行われます。

 

 ノード「IPアドレスを欲しいのですがぁ」
  DHCPサーバ「オッケー。じゃあ192.168.10.1を使ってね」
  ノード「わっかりましたぁ。どうもでーす。」

うん、こんな感じ。

いやほんと、おおざっぱにはこのようなやり取りを行っています。

じゃあIPアドレスが必要なくなったら?

 ノード「すいません。頂いたアドレスはもういらないっす」
  DHCPサーバ「う~んざんねん。じゃあまたほしくなったら言ってね」

そうそう、まさにこんな感じ。

動作的にはとても簡単です。

次回はもうちっと、技術的な動きを解説していきます。

 

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