クライアントPCがIPアドレスをリリース(返却)すると、
クライアントPCからDHCPサーバへReleaseメッセージが
送信されます。
下記画面の1行目がそれです。
メッセージを受け取ったDHCPサーバは、
リリースされたIPアドレスを
現在使用していないIPアドレスと認識します。
そしてほかのクライアントからリース要求が来たときに
再利用出来るようになります。
クライアントPCがIPアドレスをリース(借りる)したい場合は、
クライアントとサーバ間で何度かメッセージがやり取りされます。
キャプチャ画面の2行目以降がそのメッセージです。
まず最初にクライアントPCからDHCP DISCOVERメッセージを
送信します。
この時はまだクライアントPCにはIPアドレスが
割り当てられていないため、
IPアドレスは「0.0.0.0」となっています。
宛先は「255.255.255.255」、
つまりブロードキャストとなっています。
イーサネット・フレームのMACアドレスは
「FF:FF:FF:FF:FF:FF」となっています。
ここで疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
なぜ、IPアドレスがないのに通信ができるのか?
DHCPサーバからの返信がなぜ可能なのだろう?
通常のTCP/IPの通信はIPアドレスでやり取りするのは
周知の事実なのにです。
まず宛先にブロードキャストを使用する理由は分かりますよね。
最初、クライアントPCはDHCPサーバのアドレスは分かりません。
ですから、ネットワーク上のすべてのIPアドレスに
パケットを送信します。
受け取ったノードがDHCPサーバで無ければ、
そのパケットは無視され、DHCPサーバであれば
パケットを取り込み処理を行います。
じゃあ、DHCPサーバからの返信がなぜ可能なのだろう?
その辺りは次のDHCP OFFERメッセージをよく見ると
理解できます。
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