DHCPリレーエージェントほか

今回は、DHCPについて知っておくといつか役に立つんじゃないの?
なんて知識を紹介をしたいと思います。

 

DHCPで使われるポート番号

DHCPのメッセージはUDPによってやり取りされます。
ポート番号は、サーバ側が 67
クライアント側が 68 を使用してやり取りされます。


複数のDHCPサーバが存在したら?

もし同じネットワーク上に複数のDHCPサーバが
存在したらどうなるんでしょう?

DHCPのやり取りはブロードキャストで行われることは説明しましたよね。
ブロードキャストでやり取りされるということは、
ネットワーク上にいる全てのノードにメッセージが届きます。

ということはつまり複数のDHCPサーバからDHCP OFFERメッセージが
返信されてくるのですねぇ。

クライアントはDHCP OFFERメッセージを一番早く受信したサーバに対して、
DHCP REQUESTメッセージを送信します。

 

使用しているDHCPサーバを調べるには?

クライアントが使用しているDHCPサーバを知るには、
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行すれば調べることが出来ます。

 「netsh diag show dhcp」


C:¥netsh diag show dhcp
DHCP サーバー
11. [00000011] Intel(R) PRO/1000 MT Mobile Connection
DHCPServer = 192.168.10.1

DHCPの障害切り分けの時に知っておくと幸せかもしれませんね。


DHCPリレーエージェント

DHCPはブロードキャストでやり取りします。
通常ブロードキャストはルータを越えて、
別ネットワークへは届きませんよね。

ということは、ネットワークごとにDHCPが
必要になってしまうということ!?

それはどうにも非効率。

ということが考え出されたのが、

 「DHCPリレーエージェント」

という機能です。

DHCPリレーエージェントが動作しているノードが
DHCPメッセージを受信すると、事前に登録しておいた
DHCPサーバへメッセージを転送してくれます。

 

 

DHCPリレーエージェントが動作しているノードを新たに
用意しても良いのですが、
CiscoルータであればDHCPリレーエージェントとして
動作させることが可能です。
(もちろんCiscoルータ以外にもサポートしているルータもありますが)

 


 

ルータが兼務してくれれば、新たにノードを
準備することもないので効率的ですね。

 

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