GNS3 とは Cisco 7200 Simulator のフロントエンドで
動作するツールで、Cisco 7200 Simulator でのトポロジの設定を
GUI で作成できるツールです。
Cisco 7200 Simulator はとても便利なツールですが、
いかんせん設定がわかりづらいため、初心者にとっては
取っつきにくいツールでしたが、GNS3 を使えば初心者でも
簡単に操作することが可能になるはずです。
GNS3の動作環境は以下の通りです。
Cisco 7200 Simulator 自体 CPU/メモリを消費しますが、
GNS3 を使用するとさらにメモリを使用します。
それなりの動作を期待するのであれば、当然それなりの
CPU/メモリが必要になります。
では早速、GNS3 をインストールしてみましょう。
GNS3 を以下 URL よりダウンロードします。
windows 版の全部入りパッケージの場合は、
「GNS3-x.x-win32-all-in-one.exe」です。
後はダウンロードしたファイルを実行すれば良いのですが、
途中でインストールするコンポーネントを選択する場面があります。
ここで、既にWinPCAPがインストールされている場合やDynamipsが
インストールされている場合はチェックを外しておきます。
インストールが無事終了したら初期設定を行います。
GNS3 を初めて起動すると、以下の画面が表示されます。
まずは、「1」を選択しましょう。
General メニューの language 欄で「日本語」を選択し、OKを押します。
これで日本語化されましたので、再度「1」を押して、
引き続き設定をしていきます。
それぞれの設定項目は以下の通りです。
ターミナルを変更する場合は、ターミナルコマンド欄の
Path を変更します。
TeraTerm にする場合は、
「C:\Program Files\teraterm\ttermpro.exe %h %p /W=%d」と入力します。
プロジェクトディレクトリは設定ファイルを Path する場所で、
IOS/PIX ディレクトリは IOS を保存しておく Path を
それぞれ指定します。
Link Up/down をグラフィカルに表示させるかどうかを選択出来ます。
ルータ間の接続を行うときに、どのインタフェースと接続するかを
選択出来るようにします。
このチェックを外しておくと、自動でインタフェースが選択されます。
続いて、「Dynamips」メニューを選択します。
ここで、Dynamips がインストールされている Path を選択します。
Dynamips がインストールされている Path を適切に入力して、
「テスト」ボタンを押してみましょう。
ここで、「Dynamips successfully started」と表示されれば OK です。
もし、「Failed to start Dynamips」と表示された場合は、
適切な Path が設定されていません。
もう一度 Path を確認してみましょう。
続いて、キャプチャメニューを選択します。
ここで、Wireshark をインストールした Path を入力します。
Wireshark をデフォルトのフォルダにインストールした場合は
修正の必要はありません。
PIX を使用する場合は、Pemu メニュー内の設定も確認しましょう
ここまで設定したら、「OK」ボタンを押しましょう。
続いて「2」を押します。
ここでは、使用する IOS イメージを登録します。
設定欄のイメージファイル項目に、IOS イメージを保存している
Path を入力します。
すると、プラットフォームとモデルの項目に適切なモデルが
選択されるはずです。
「保存」ボタンを押すと、IOS イメージが登録されます。
IOS が複数ある場合は、同じ操作を繰り返します。
最後に「閉じる」を押します。
Setup Wizard も「OK」を押して終了させます。
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