あるお客様のネットワーク構築を任されたときのこと
このお客様、かなりいい加減でして言っていることとやっていることが
結構違っちゃうことで有名なお方。
そんなこともあり、いつにも増してきちんと議事録を書き、
双方で確認し合いながら話を進めてきました。
■ □ ■
そして何度目かの打合せでのこと
打合せが終わって、さあ帰りましょうなんて思って
会社を出ようとしていたとき、担当者さんに呼び止められました。
「あの構成のあの機器なんだけど、ちょっと部長が高いって言うんだけどさぁ。
何とかならないかなぁ」
「でもあの構成は、冗長構成を組まなくちゃなんで、
どうしても高い機器が必要なんですよぉ」
「そっかぁ」
担当者さん、しばし考えた後。
「じゃあ冗長構成いらないから安い構成に変えてくれるかなあ」
あらまぁ、ずいぶんとあっさりと見すてちゃうんだねぇなんて思いながら
「分かりましたぁ。じゃあ次回打合せでは、
構成を見直してご提示します。」
なんてあっさり回答。
これが後に「すったもんだ」を起こすことになろうとは…
その後の打合せでも冗長構成無しの構成で、
とんとん拍子で話は進みました。
そしてついに部長を交えた最終打合せまで話は進みまして…
「というわけで、構成はこうこうこうなりまして…」
なんて最終構成について説明していると…
部長さんが担当者さんに一言
「おい、この部分は冗長しなくて良いのか?」
んっ? もしかして担当者さん、
部長さんに説明していないのかい?
いやぁな汗が首筋を流れましたよ…
すると担当者さん、こともあろうか
「あれ、akiさん、ここ冗長構成にしてって言ったよねえ?」
なんてことを、いけしゃあしゃあと言うじゃあありませんか?!
まさかと思ったけど本当に言っちゃってるよこの人!!
「あんた確かにその口で言っただろう!!」
という言葉をごっくんと飲み込みながら、
「担当者さん、たしか高いから冗長構成は
無くしてほしいとおっしゃっていたかと思うのですが…?」
なんてやんわりと言ってみるものの、その担当者さん
「いやそんなこと言うわけ無いでしょう。
あの部分はキモとなる部分ですよ!!
冗長構成は当たり前じゃないっすか!!」
なんてちょっと切れ気味になったりして。
おいおいあなた、
ここまで来てそんなこと言わんで下さいよってなもんですよ。
ただ残念ながら、私にも落ち度がありました。
以前冗長構成を無くしてほしいと言っていた立ち話を
しっかりと議事録なりに残していなかったんですね。
当然記録に残っていないもんだから、
こちらも強く言えるわけもなく…
■ □ ■
その後はすったもんだの連続。
どんな些細なことや立ち話程度のことであっても、
きっちりきっかりと文章で残しておくこと。
そして相手にも見ていただき、双方でしっかりと確認することが
いかに大事なことか身をもって感じた出来事でございました。
特にいい加減なお客様とは重要ですねぇ。
言った言わないの言い合いほど嫌なものはないですからねぇ。
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