Feature Set とは機能パッケージのことで、バージョンが同じでも、Feature Set が違えば、使用できる機能も違います。
かつては全てのIOSで同じFeature Setが使われていましたが、最近はプロダクトの種類が増えてきたため、プロダクトごとに利用されるFeature Setが違います。
ここでは2016年8月現在の主なFeature Setを紹介しますが、Feature Setの考え方は変更されていく可能性が高いため、最新情報はCiscoのサイトで確認をお願いします。
Cisco ISRシリーズ(800/1800/2800/3800)と古めのルータ(Cisco1700/2600/3700/7200/7300)などで使われているFeature Setです。
各 Feature Set の関係は以下のようになっています。
IOS のFeature Set は階層構造になっていて、上位のFeature Set は下位のFeature Set の機能が使用可能となっています。
IOS のバージョンとFeature Set が同じの場合、ルータの種類が違っても、使用できる機能は基本的に同じとなります。
Cisco IOS イメージの名称にも規則があります。
例えば「C1700-entbase-mz.123–11.T.bin」イメージの場合の
それぞれの意味は以下の通りです。
1700:プラットフォーム
entbase:Feature Set
123–11.T:バージョン
上記例の場合は、Cisco1700 シリーズルータの
Enterprise パッケージでバージョンが 12.3(11)T Train の
イメージということになります。
Feature Set ごとのイメージ名は以下のようになります。
Cisco 1900/2900/3900 ISR G2シリーズのFeature Setは以下になります。
シンプルに4つのFeature Setになり、基本のIPBaseに加えて必要なライセンスを追加することで機能を使用することができます。
Cisco ASR 1000シリーズのFeature Setは以下のように、さらにシンプルになっています。
Cisco IOS について、2 回に渡って説明してきたました。
最後にここまでのまとめを書いて終わりにしたいと思います。
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