MPLS 網内では LSR を経由する度にラベルを付け替えて
フォワーディングされていきます。
ラベルは 2 つ以上付ける(スタック)ことが可能です。
その時の LSR の動作は外側のラベルのみが参照され、ラベルスイッチングされます。
ラベルをスタックさせることで、内側のラベルをトンネリングすることができるため、
MPLS の代表的なサービスである VPN サービスなどで使用されています。
MPLS 網内の LSR はラベルのみの参照して転送していくわけですが、
出口の LER は
「ラベルを参照してラベルを外してさらに IP アドレスを参照してフォワーディ
ング」
という動作をしなければならず、LER の負荷が上がってしまう原因にもなりかね
ません。
ラベルをスタックしている場合は、複数のラベルを参照しなければならず尚更
LER の負荷が上がってしまいます。
そこで MPLS には PHP(Penultimate Hop Popping)という機能が備わっています。
PHP 機能を使用すると、LER の 1 つ前の LSR でラベルを外して転送します。
そのため出口の LER ではラベル無しのパケットがやってくるため、IP アドレス
の参照のみを行えばよくなるわけです。
ラベルをスタックしている場合の動作も基本的には同じです。
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