さてそれではnslookupコマンドを使用してみよう。
標準的な使用方法は以下のように使います。
「nslookup FQDN名」
上記コマンドで、FQDNに対応するIPアドレスを調べることができます。
逆にIPアドレスからFQDN名を調べる場合は、
「nslookup IPアドレス」
とします。
ここで、「Non-authoriative answer」とは
ローカルネームサーバあるいは上位のネームサーバが
キャッシュを利用して回答したという意味です。
ここでエラーが返ってくる場合は、DNSサービスが
動作していません。
先ほど説明した使用方法の他に対話モードという
使用方法があります。
対話モードを使用する場合は、「nslookup」と入力します。
すると、プロンプトが「>」に変化します。
ここで、様々なオプションやFQDN名などを指定していきます。
ここでFQDN名を指定すれば、対応するIPアドレスを
返してくれます。
例えばここで「set type=SOA」と入力してみよう。
その後同様にFQDN名を入力すると、SOAレコードの内容を
返してくれます。
ちなみにSOA(Start Of Authority)とはDNSサーバ自身の基本設定を
意味します。
その他にも「set type=MX」とすれば、メールサーバ情報が書き込まれた
「MXレコード」の内容を返してきます。
ここまで説明してきたDNSですが、DNSの名前解決は
トランスポート層で動作しています。
使用しているポート番号は「53」を使用しています。
試しにnslookupのやり取りをパケットキャプチャした結果が
以下の図です。
キャプチャの内容を見てみると、UDPの「53」番ポートを
使用しているのが分かります。
ちなみにDNSでは、TCPとUDPの「53」番でクエリーを受け付ける
規定になっているので、TCPの「53」番も使用することができます。
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