前回からRIPのルーティングテーブルのやり取りについて解説しています。
前回の記事はこちら
今回は前回の続きでぇす。
■ □ ■
続いてRTBはこのルーティングテーブルをRTCへと送信します。
送信するネットワークは以下の3つですね。
ネットワーク 宛先 メトリック
172.16.1.0/24 コネクテッド 0
172.16.2.0/24 コネクテッド 0
192.168.1.0/24 172.16.1.2 1
受け取ったRTCはまず、受信したテーブルのメトリックに1を加算しますので、
ネットワーク 宛先 メトリック
172.16.1.0/24 コネクテッド 1
172.16.2.0/24 コネクテッド 1
192.168.1.0/24 172.16.1.2 2
となります。
RTCのルーティングテーブルには以下の2つがありますから、
ネットワーク 宛先 メトリック
172.16.2.0/24 コネクテッド 0
10.1.1.0/24 コネクテッド 0
「172.16.2.0/24」のネットワークは取り込まずにその他のネットワーク
のみ取り込みます。
これがRIPの基本的な動作になります。
今回はRTAからのルーティングの動作しか解説していませんが、実際には
RTCからRTAへの方向のルーティングの動作も、もちろんあります。
この「ルーティングテーブルを丸ごと、隣接するルータに送信する」という
やり取りをRIPの場合は、30秒おきにブロードキャストします。
つまり30秒ごとにネットワーク上にブロードキャストパケットが飛び交うわ
けですね。
ちなみに・・・
RIPの経路情報のやり取りはネットワークとメトリックのみを隣接ルー
タに伝えます。
「じゃあネクストホップはどうして分かるの?」
という疑問が浮かびますよね。
実はネクストホップのアドレスは送られてきた経路情報の送信元IPアド
レスをチェックして、送信元IPアドレスをそのままネクストホップにし
ているのです。
以上、RIPでのルーティングテーブルのやり取りでした。
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