経路が複数あった場合のRIPの動作について見ていこう。
以下のようなネットワーク構成だった場合、
PC-AからPC-Bへの通信はどちらの経路を通過するだろう?
RIPはHOP数、つまり通過するルータの数が少ない経路を
最短経路と見なします。
ですからこの場合は、
【RTA -- RTB -- RTD】
の経路を通過します。
ここでRTA~RTB間に障害が発生した場合はどうなるだろう。
この場合、RTCからの30秒ごとの経路広告により、
PC-Aのネットワークへの経路情報が広告されてきますので、
RTBはRTC経由でパケットを通過させれば良いことが分かります。
そのため自動で経路が切り替わります。
では次に、HOP数が同じ経路が複数あった場合はどうなるのでしょう?
以下の図のようにPC-AからPC-Bへの2通りの通信経路があり、どちらも同じ
HOP数だった場合は一体どちらの経路を選択するのでしょうか?
実はこのような場合、メーカによって動作が変わってきます。
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