Ciscoルータには便利なショートカットキーが設定されています。例えば過去に実行したコマンドを再度実行したいという時に同じコマンドを入力するのは面倒です。ましてや、長いコマンドだったらなおさらです。
そんなときは十字キーの「↑キー」を押してみてください。直前に実行したコマンドが出てくると思います。ここでもう一度「↑キー」を押すと、もう一つ前に実行してコマンドが出来てきます。このように、Ciscoルータには、コマンド入力を助けてくれるコマンド編集機能というものがあります。
コマンド | 説明 |
---|---|
CTRL+A | コマンドの行頭へ移動 |
CTRL+E | コマンドの行末へ移動 |
CTRL+F | 一文字進む |
CTRL+B | 一文字戻る |
ESC+F | 一語進む |
ESC+B | 一語戻る |
CTRL+D | 一文字削除 |
CTRL+K | カーソルから後ろを全て削除 |
CTRL+X | カーソルから前を全て削除 |
CTRL+W | カーソルの前にある一語を削除 |
CTRL+U | 行の削除 |
CTRL+R | 行の再表示 |
CTRL+T | カーソルがある文字と左側の文字を置換 |
CTRL+P又は上矢印 | 一つ古いのコマンド呼び出し |
CTRL+N又は下矢印 | 一つ新しいコマンド呼び出し |
この中でもよく使うキーは、
といったキーは頻繁に使います。
ちなみに、これらのコマンドを見て、「ピン」と来た方もいるのではないでしょうか。そうです、UNIX等で使用するエディターソフト「emacs」のコマンドを同じです。「emacs」を使用してきた方は、すんなり理解すると思います。
また、「1文字進む」や「1文字戻る」といったコマンドも用意されていますが、十字キーの方が効率が良かったりしますが、ルータを操作するPCに必ずしも「十字キー」が付いていない場合もあるため、このようなコマンドも用意されています。
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