とかくネットワークというヤツは目に見えないわけで、トラブルがあったと
きなどは様々なツールを駆使して原因を突き止めることになります。
そのためネットワーク技術者の方々はそれぞれ使いやすいツールを探してき
ては活用しているわけです。
かくいう私もネットワーク技術者の端くれながら、様々なツールを活用して
います。
そこで、私が普段活用しているネットワークツールをご紹介したいと思います。
ほとんどが有名なツールですから、その筋の方(?)にはすでに知っているも
のばかりかもしれませんが、ITBooksの運営者はこんなもん使ってんだぁ~
なんて話のネタにでもして頂ければと思います(笑)
ルータなどのネットワーク機器をWindowsPCから設定するために必須のソフ
トです。
ターミナルソフトはWindowsに標準で付いている「ハイパーターミナル」と
いうソフトがありますが、まともに使っている人はいないんじゃない?って
なぐらい使いづらいです。
私もいくつかターミナルソフトを試しましたが、現在はもっとも軽快かつ操
作性が良い「TeraTerm」を使用しております。
定番中の定番ですね。
追記
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個人的にはTeraTermProの後継版「UTF-8対応TeraTerm Pro 」がおすすめです。機能もいろいろ追加されていますのでお試しあれ。
参考ページ
TeraTermの功罪
もう一つおすすめなターミナルソフトとして「Poderosa」があります。
特徴は何といってもタブ式だということ。
複数のターミナルを立ち上げて、仕事をしている方には非常に作業効率が向上しておすすめです。
その他にもSSH1やSSH2にも対応していますし、IPv6もサポートしているという高機能ぶりがそそりますなぁ。
ちょっとした通信の疎通チェックにはWindowsのPingコマンドで十分ですが、
しばらくPingを打ち続けたい時や、Pingが落ちたときに知らせてほしいなん
て時があります。
そんなときに大変重宝するのが「ExPing」というツールです。
ExPingは複数のホストに向けて周期的にPingを打ったり、Pingが落ちたとき
に音をならしたりといった機能が付いていますので、ちょっとしたネットワーク監視
にもなります。
実際小規模なネットワークだとexpingだけで監視しているなんて会社もあり
ました。
ネットワーク機器の設定などは、最近ではWebベースで行えるものも増えて
きましたが、やはりベースはターミナルソフトを使ったCUIが基本です。
CUIベースでコマンドをガリガリ打ち込んでいくのですが、設定を行った後
に通信が出来なくなったなんて時が往々にしてあります。
そんなときどこをどう設定したのかを以前の設定ファイルと見比べるなんて
ことがあります。
それが膨大な設定ファイルだったりすると、とてもめんどくさいし現場での
作業だったりするとそれはもう焦ります(笑)
そんなときに大変重宝するのが「DF」というツールです。
DFは2つのファイルをチェックして相違している部分を見つけてくれます。
今やDFなしでは生きていけない体になっとります(笑)
どうしてもネットワークトラブルの原因が分からない!!
ネットワークにどんなパケットが流れているのかを調べないと原因が分から
ないなんてことがあります。
そんなときに使用するのがパケットキャプチャソフトです。
パケットキャプチャソフトを使用すればネットワークにどんなパケットが流
れているのかを確認することができます。
パケットキャプチャソフトは市販されているもので数十万なんて高価なもの
もありますが、普段私が使っているものは「Ethereal」というフリーのソフ
トを使用しています。
フリーといっても機能は豊富で通常のパケットキャプチャはもちろんプロト
コルやIPアドレスでのフィルタや、パケットジェネレート機能も備えた優れ
ものです。
追記
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Ethereal をベースにしている、フリーのプロトコルアナライザ「 Packetyzer 」も紹介しておきます。
特徴としては、 パケットの送信機能とTCPフローの表示が出来るというところが、 Ethereal にはない特徴ですね。
TFTPサーバなんて使うの?なんて思う方もいるかもしれませんが、Ciscoルータ
のOSをバージョンアップしたり、OSを自分のPCにバックアップしたりするとき
にTFTPサーバを使用します。
私が使用しているものは「3CDaemon 3com」というソフトで、コイツは
TFTPサーバ/クライアント、FTPサーバ/クライアント、そしてSyslogサーバ
にもなれる優れものです。
▼3CDaemon 3com (フリー)
ファイルは以下のファイルです。
ftp://ftp.3com.com/pub/utilbin/win32/3cdv2r10.zip
IPアドレスのサブネットを手計算で算出するのって結構めんどいですよねぇ。
そんな時に重宝するのが、IPアドレスサブネット計算ソフトです。
私は「SubnetMaskCalculator」というソフトを使用しています。
SubnetMaskCalculatorはIPアドレスとサブネットマスク長を入れると自動で
ホスト数やサブネット数を算出してくれます。
その他にもWildcardMaskCheckerというもの付いていまして、IPアドレスと
ワイルドカードマスクを入力するとマッチするアドレス範囲を算出してくれ
ます。
このように非常に便利なのですが、コイツを使ってるとサブネットの計算が
出来なくなってくるという欠点が…(汗)
▼SubnetMaskCalculator(フリー)
ファイルは以下のファイルです。
http://download.boson.com/utils/bos_sub.exe
自分が普段使用しているツールを書き出してみると、あまりにもたくさんのツー
ルがあって、今回はその中でも普段よく使用しているツールを紹介しました。
今回紹介したツールは全てフリーですから是非試してみて下さい。
また皆様もここに紹介した以外にも便利なツールがあるよ~!!なんて方は
ぜひとも紹介して下さいませ。
ネットワ-ク初心者のみなさま。
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