MACアドレスの付け替え


ネットワークを越えるたびに変わるMACアドレス

ここまでルーティングの動作について説明してきました。

IPパケット内にセットされた送信元と宛先のIPアドレスは、基本的に変わる
ことはありません。
(後ほど説明するNATを使用すれば別ですが。)


でもMACアドレスはちょっと違います。

MACアドレスを使用する場合を考えてみてください。
MACアドレスはレイヤ2の世界、つまり同一ネットワーク内での通信を行う
時に使用しますよね。

例えば以下のようにRTBからRTAへ通信をした時の各ヘッダ情報は以下のよう
になります。


では次に以下のように RTB から RTC へ通信をしたい場合はどうなるでしょ
う?

まず RTB は送信元IPアドレスに自身のIPアドレス(192.168.10.1)、宛先
IPアドレスにRTC(192.168.50.2)をセットします。

続いてMACアドレスですが、送信元MACアドレスには自身のMACアドレスをセッ
トします。
宛先MACアドレスには RTC ではなく RTA のMACアドレスをセットします。


こうすることで、このパケットは RTA へと送られます。

パケットを受け取った RTA は、以下のように宛先のMACアドレスを付け替え
てパケットを送り出します。

このようにIPアドレスは変わらないのですが、MACアドレスはネットワークを
越えていくたびに付け替えられていきます。

 

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