Pingコマンド実践編 (2)

Pingコマンド実践編 (2)

前回に引き続き、WindowsのPing コマンドで使用する
オプションについて解説していきましょう。

 

Pingコマンド -a

コンピュータのIPアドレスからDNS名を検索する場合は、
-a」オプションを使用します。

使用方法は、

 ping -a [相手のIPアドレス]

となります。

通常のDNSの名前解決は、DNS名からIPアドレスを
検索するのですが、これはその逆でIPアドレスから
DNS名を検索します。

つまりDNSの「逆引き」のサービスを利用しているわけ。

Webが見れないなんてときに、DNSが正常に動作しているかを
調べる場合に使ったりします。

 


Pingコマンド -i

IPヘッダ内の TTL フィールドの値を変更する場合は、
-i」オプションを使用します。

TTL はルータを経由する度に 1 づつ減っていき、
0 になった時点でそのパケットは削除されます。

パケットが永久にネットワーク上に残ってしまうことを
防ぐためにこのような機能が備わっています。

Windowsの場合デフォルトの TTL 値は 128 となっています。

この値は変更してPingを送る場合は。

 ping [相手のIPアドレス] -i [TTL値]

とします。


Pingコマンド -w

Pingを送信してからICMPエコー応答が返ってくるまでの
待ち時間を変更する場合
は「-w」オプションを使用します。

Windowsのデフォルト待ち時間は 4 秒ですが、
この値を変更したい場合は

 ping [相手のIPアドレス] -w [待ち時間]

で変更します。

 


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