Pingはパケットを送って宛先が送り返すという
とてもシンプルな動作です。
つまりPingで確認できるレベルはIPレベルまでなのです。
OSI参照モデルでいうところの、「ネットワーク層」までの
確認になります。
さらにその上の層、「トランスポート層」や
「アプリケーション層」レベルの確認は出来ません。
「なんだPingって万能じゃないのね…」
いやいやその分シンプルで使いやすいし、
Pingだけでもある程度の切り分けは可能なんです。
例えば、Pingは通るけどWebが見れないなんて時。
つまりIPレベルでの疎通はOKなのですから、ネットワーク的には
到達性を確保しているわけです。
そうなるとさらにその上のレベル、Webサーバーに問題が
あるんじゃあないの?
なんて切り分けが出来るわけです。
「Ping」はプログラムの名称であって、Pingコマンドを
使用することで、リモート環境にあるノードとの接続性や
到達性(リーチャビリティ)を確認するために使用される
ユーティリティプログラムのことだと説明しました。
ではPingではどんなプロトコルを使用しているのでしょう?
Pingで使用されるプロトコルは
「ICMP( Internet Control Message Protocol)」
というプロトコルを使用しています。
聞いたことありますか?
ICMPというプロトコルを理解することが、
すなわちPingを理解することに繋がります。
次回からこの「ICMP」について解説していきます。
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