ネットワークのトラブルが発生した!!
そんな時にトラブルの切り分けに使えるような
コマンドを紹介していこう。
いざというときに知っておけば、幸せになれるかもしれませんよ。
ちなみにこれから紹介していくコマンドは、
もっとも使用頻度が高いと思われるWindowsXPで
使用できるコマンドを中心に紹介していきます。
ipconfigコマンドは、ネットワークの設定情報を確認するコマンドです。
オプションを付けずに実行すると、NICに設定しているIPアドレス、
サブネットマスク、デフォルトゲートウェイが表示されます。
全ての設定情報を表示するには「/all」オプションを付けることで
確認することが出来ます。
ipconfig /all
○ipconfigコマンドのTips
ipconfigコマンドは、設定を確認する以外にもDHCPで払い出された
IPアドレスの更新や解放を行うためにも使用されます。
IPアドレスをDHCPを使って取得していて、DHCPリースを更新したい場合、
「/renew」オプションを付けて実行します。
DHCPリースを解放したい場合は「/release」オプションを付けて
実行します。
「netstat」コマンドは、様々なオプションを使用することで
ネットワークの統計情報やルーティングテーブルを確認することができます。
○-a:TCPポートの接続状況や接続待ちのポートを表示
「netstat」コマンドに -a オプションを付けて実行すると、
コンピュータと接続中のTCPコネクションの接続状況や
TCP/UDPの受信待ちポートを確認することができます。
出力結果を見ると、ポート番号が自動で変換されているものがあります。
これは、「%Systemroot%\System32\Drivers\Etc\Services」ファイルの
記述に従って変換されています。
同様にホスト名も名前解決されている場合もあります。
これらの変換をさせずに表示させたい場合は、 -a と -n オプションを
併用すれば解決できます。
netstat -an
さらに接続状況が「LISTENING」となっているものは、コンピュータの
そのポート番号が接続待ちの状態であることを示しています。
「ESTABLISHED」だと、TCPコネクションが確立し、データ送受信が
可能な状態を示しています。
他にも「SYN_RECEIVED(TCPコネクション確立中)」や
「CLOSE_WAIT(切断中)」などの状態があります。
また、UDPはコネクションレスのプロトコルであるため、接続状態という概念は
存在しませんからご注意下さい。
○-e:Ethernetの統計情報を表示
netstatコマンドに -e オプションを付けて実行すると、
NICで送受信されるパケットの統計情報を確認することができます。
送受信しているバイト数の合計の他にも、ユニキャストや
アンユニキャストパケットの総数を確認することも出来ます。
また、パケットのエラー数も表示され、この値は通常は「0」なのですが、
ネットワーク機器の故障などが発生している場合、この値が上昇する
場合があります。
○-s:各プロトコルごとの統計情報を表示
先ほどの -e オプションではEthernetパケットの統計情報の確認でしたが、
-s オプションを付けると上位レイヤの統計情報を確認することが
できます。
-s オプションを使うと、IP、IPv6、ICMP、ICMPv6、TCP、TCPv6、UDP
および UDPv6 の統計が表示されます。
○-r:ルーティングテーブルを表示
「netstat」コマンドに -r オプションを付けて実行すると、
そのコンピュータの経路情報を確認することができます。
詳細な解説は以下のURLでしていますので、確認してみてください。
トラブルシューティングで使えるTCP/IPコマンド:Ping
pingコマンドの活用方法
トラブルシューティングで使えるTCP/IPコマンド:ipconfig、netstat
ipconfig、netstatコマンドの活用方法
トラブルシューティングで使えるTCP/IPコマンド:tracert
tracertコマンドの活用方法
トラブルシューティングで使えるTCP/IPコマンド:PathPing
PathPingコマンドの活用方法
トラブルシューティングで使えるTCP/IPコマンド:ARP
ARPコマンドの活用方法
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