プロジェクト調達マネジメントは、作業の実行に必要なプロダクト、サービス、所産をプロジェクト・チームの外部から購入または取得するプロセスと定義されています。
- 計画プロセス群
- 調達計画
- 実行プロセス群
- 調達実行
- 監視・コントロール・プロセス群
- 調達管理
- 終結プロセス群
- 調達終結
プロジェクト調達マネジメントでは契約(購入者と納入者間で取り交わす法的な文書)を扱います。契約とは、納入者に特定のプロダクト、サービス、所産を供給する義務を負わせて、購入者にそれに対する金銭などの対価を支払う義務を負わせる、互いに他を拘束する協定のことです。
調達マネジメントは原則として契約を前提としています。そのため、購入者(発注者)と納入者(受注者)の間には以下のような関係があります。
- 購入者は顧客であり、納入者にとってプロジェクトの重要なステークホルダーである。
- 納入者のプロジェクトマネジメント・チームは、単にプロジェクト調達マネジメントのプロセスだけではなく、プロジェクトマネジメントの全プロセスにかかわる。
- 契約条件は、納入者が実施する多くのマネジメント・プロセスに対する重要なインプットとなる。契約書にはインプットを含め、納入者のプロジェクト・チームの選択肢を制限する。
プロジェクト調達マネジメントは、プロダクト・サービス・所産などを調達したいという動機に基づいて開始されるため、調達品目ごとにプロセスが実行されます。