影響力の武器 実践編
影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣 | |
N.J.ゴールドスタイン,S.J.マーティン,R.B.チャルディーニ,安藤 清志 監訳,高橋 紹子 訳 |
やっと読んだ。
「影響力の武器 第一版」を読んで、あまりの内容の充実っぷりに感動し、何度も読み返した後、第二版が出るっつうんで、早速購入し何度も読み返したほど気に入っているのに、実践編をなぜか購入していなかった。
本書は、科学的研究に裏付けされた「人を動かす」ための影響力の原理について、多くの実証例を紹介した一冊。
人という生き物のを深く考えるためのヒントが満載で、もっと早く読むべきだったと激しく後悔しまくり。
特に前半の「返報性」「権威」「コミットメントと一貫性」「希少性」「好意」「社会的証明」といった、重要なフレームワークに関する実証例が非常に納得感が高い。
ビジネスを行っていく上で、非常に役に立つ情報が多く、即効性も高い。
以下読書メモ
・社会的証明の原理
人は自分では決断できないとき、周りの行動を手本にするという原理
「オペレーターがお待ちしています、いますぐお電話ください。」
「オペレーターにつながらない場合は、恐れいいりますが、繰り返しお電話ください。」
前者の方が良い気もするが、実は後者の言い方のほうが、回線が込み合っているだろうと考え、「私」以外の他の人も興味を持って電話をかけていると感じて、前者よりも多くの電話がくる。
・平均値の磁石効果
良くも悪くも平均値から外れている人々は、平均値に引き寄せられるという原理。
・選択肢は多くても少なくても良くない
選択肢を増やしすぎると、選択するための負荷が多くなってしまい、最終的に決断することが面倒になってしまう。
・フットインザドア
まずは私という人物を分かってもらうこと。たとえ利益が出なくても、受け入れてもらうことが大切。
・最良の教材は過去の失敗例
より注意が向けられること、記憶に残りやすいことなどいくつかの理由から、失敗例に焦点を絞ったトレーニングの方が効果的である。
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか | |
ロバート・B・チャルディーニ,社会行動研究会 |