目先の利益に惑わされずに、信念がぶれない会社は強い
先日、パタゴニア日本支社長の辻井さんの講演を聞いてきました。
テーマは「理念に基づく組織運営」。
パタゴニアといえば、仕事中でも良い波が来たらいつでもサーフィンに行って良いという話が有名ですが、実際の組織運営はどのように行っているのかに興味があり拝聴してきました。
最も印象的だったのは、どんなときでも信念はぶれないということ。
パタゴニアが掲げる「ミッション・ステートメント」を最重要視し、社員一人ひとりが「ミッション・ステートメント」に共感してもらうことを徹底しています。
パタゴニアのミッション・ステートメントは以下。
「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する。」
パタゴニア:パタゴニアの存在意義
入社後の教育や四半期ごとのフィードバックはもちろんですが、そもそも入社の際の選択条件として、会社の「ミッション・ステートメント」に共感できるかどうかをポイントにして、どんなに優秀でも会社の「ミッション・ステートメント」に共感できそうもなければ雇わないという徹底ぶりが印象的でした。
目先の利益に惑わされずに、信念がぶれない会社は強い。
社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論 | |
イヴォン シュイナード,Yvon Chouinard,森 摂 |