NTT docomoが北米での携帯電話事業から撤退か
NTT docomoが2016年3月末までに、北米で展開している携帯電話事業から撤退するというニュースがありました。
NTT Docomo Inc. is set to terminate its mobile phone service for Japanese people in the United States next year in a move that would mark the effective withdrawal of Japan’s largest mobile carrier from the giant market.
via:NTT Docomo to hang up on expats in U.S. in 2016 | The Japan Times
NTT docomoは2014年4月にインドからの携帯電話事業から撤退していて、海外戦略の見直しの一環として北米からも撤退するとのこと。
docomoは在米日本人や米国への長期出張者向けに、T‐Mobile のネットワークを使ったMVNOサービス「docomo USA Wireless」を展開しています。
過去にAT&T Wirelessに1兆2000億円投資しながらも、2004年に売却し撤退していましたが、2011年にT-Mobileと提携し、再度米国進出したわけですが、再撤退することになりそうです。
NTT docomoはモバイル専業なので、一概には比較できませんが、日本の3大モバイルキャリアで初の売上最下位になったというニュースもありましたし、浮気せずに日本のビジネスの再構築に専念してもらいたいものです。
docomoのこれまでの大型投資の歴史
NTT docomoの海外展開はことごとく失敗に終わっています。
NTTdocomoのこれまでの大型投資を振り返ってみると。。
- 2000年にオランダのKPNに4000億円投資し2005年売却
→2600億円損失 - 2000年にアメリカのAT&T Wirelessに1兆2000億円投資し2004年売却
→5000億円損失 - 2009年にインドのTataに2670億円投資し2014年に売却
→500億円損失 - 2011年にアメリカのT-Mobileと提携し2016年に撤退?