世界中のDDoS攻撃の状況をリアルタイムにビジュアル化したサイト一覧
ハッカー集団の「Anonymous」が、ISISのWebサイトやアカウント、電子メールをダウンさせると宣言したというニュースがありました。
このようなインターネット上のサービスをダウンさせる攻撃には、DDoSと呼ばれる攻撃方法が一般的に用いられます。
DDoS(分散サービス妨害)とは、第三者のマシンに攻撃プログラムを仕掛けて踏み台にし、その踏み台とした多数のマシンから標的とするマシンに大量のパケットを同時に送信する攻撃。
インターネットとは便利なもので、世界で発生しているDDoS攻撃がどれくらいの頻度で、どこからどこへ攻撃されているのかをリアルタイムにビジュアル化したマップを公開しているサイトがあります。
今回はそんなDDoS攻撃をリアルタイムでビジュアル化したマップを公開しているサイトを紹介します。
Norse – IPViking Live
「Norse」社が世界中に配置したハニーポットを使ってデータを収集し、リアルタイムで視覚化しているようです。
中国から米国への攻撃がほとんどですね。
Digital Attacks Map
Arbor NetworksとGoogleが協力して、DDoS攻撃をリアルタイムにビジュアル化しているサイト。
Arborが収集しているデータのみを視覚化しているので偏りがありそうですが、中国から米国への攻撃が多いのは変わりません。
Cyberthreat Real-Time Map
Find out where you are on the Cyberthreat map / Узнай, где сейчас кипит кибервойна
ロシアのセキュリテイ会社「カスペルスキー」が公開していて、カスペルスキーのセキュリティ対策ソフトウェアが収集したものを可視化している模様。
FireEye Cyber Threat Map
セキュリティ会社のFireEyeが提供しているビジュアルマップ。
他のサービスに比べるとビジュアル的な面白さはイマイチ。
NICTERWEB
国産のサービスで日本に対するサイバー攻撃をリアルタイムで可視化してくれます。
世界地図を表示させて、どこから攻撃を受けているかを確認することも可能です。
Akamai Real-time Web Monitor
CDNな会社Akamaiさんも公開していました。
攻撃だけでなく、遅延やトラフィックのリアルタイム情報も可視化してくれます。
Übersicht über die aktuellen Cyberangriffe
ドイツテレコムがハニーポットサーバのデータを可視化したサイト。過去の情報も見れるっぽい。