BaaS Meetup!参加メモ
BaaS Meetup!に参加してきました。
[増席 !] 国内初! BaaS Meetup ! – connpass
以下、個人的メモです。
mBaaS運用のはなしと、ユーザができること 森藤(muddydixon) 氏 @ ニフティ
mBaaSでサーバー開発不要! | ニフティクラウド mobile backend
mbaasサービスを運用していて怖かったという怪談話
ニフティbaasの特徴
- プッシュ通知
- 会員管理
- SNS連携
- データストア
- ファイルストア
- 位置情報検索
裏にIaaSが売るほどあるので、安定している。
怖い話
- エラーチェックが難しい
シングルテナントなら接続の使い回しとかは用意だけど、マルチテナントだとコネクションマネージメントが必要になる。 - クエリに時間がかかりスレッドが詰まる
お客様のクエリとか。。。
まとめ
- mBaaS運用は怖い
- でも、使うのは怖くない
怖くないように頑張っています。
QA
- ゲームの導入事例は?
大口のお客様にも使ってもらっている。
特にトラブルもないです。
IoT向けバックエンドであるMilkcocoaの特徴とは? 部谷 氏@ テクニカルロックスターズ
Milkcocoa | リアルタイムアプリ・IoTやるならMilkcocoa
なぜIoTにbaasが必要か?
風力発電情報などのセンサーでの監視はリアルタイムは必須だし、おかしいときには操作したい。
こういったサービスをスクラッチで構築するのは大変なのでbaasが生まれた。
特徴
最近、mongodbからcassandraに変更した。
通信
バックエンド用意せずにpubsub通信が出来る
様々なデバイスから繋げる
20デバイス同時接続が無料で使える
最大2000まで拡大可能
MQTTベース
MQTTはヘッダが小さくて軽量
MQTTクライアントで接続できる
WebとIoTの両方に対応している
セキュリティ
アクセス制御のカスタマイズ性が高い。API制限とか、デバイス制限とか、バリデーション
認証方法が多様
TLSに対応
永続データ
データを保存できる
グラフ表示できる
MQTTで通信しつつ保存も出来るのが特徴。
BaaSとAPI Managementの両製品並べてIoT時代のAPIとは 槌野 氏@ アピアリーズ
IoTの時代
- 2020年には、500億デバイスがインターネットに繋がる
- APIも劇的に増加
2013年で10000を超えた - APIエコノミー
公開されているAPIを組み合わせて新しいビジネスを生み出す - APIマネジメント
ビジネスに勝つには自社のAPIを公開していかなければいけない
公開するにあたって、効率的な公開や管理、モニタリングが必要
baasって?
- APIだけあってもダメ
- API作ること自体めんどい
事例
アピアリーズは純国産のBaaSというのが強み。
Kii Cloud の進化からみるBaaSの展開 石塚 氏@ Kii
Kiiってなに?
- 30~40代のおっさんが多い
- 設立は日本だけど、海外企業の買収によって、外人比率が高い
- 中国のグレートファイアウォール内にもデータセンターがあって、中国国内でのサービスに対応している点がポイント。
- 最近中国Yankon社と提携した。
インターネットに繋がる電球のBaaSに採用
mBaaS+IoT
- 機能は他社と変わらない
- 機器管理というのがひとつの特徴で、ユーザーとIoT機器を関連づける設計がポイント
- IoTのポイントはリモートコントロールとデータ収集
Kiiのその他の展開
エコシステムを展開
SPACE | The Infinity of Things
データセンターが選択出来る
グローバル展開しているからこそ出来ること
大日本印刷との提携サービス
大日本印刷と提携して、B2B2Cなサービス展開。
大日本印刷 Kii<br>スマホ向けアプリ開発のバックエンド機能を汎用化したクラウドサービス『Device Backend by Kii』の提供を開始 | DNP 大日本印刷株式会社
総合力で勝負!mBaaS、そしてクラウドを制する者は世界を制す。 日本マイクロソフト テクニカルエバンジェリスト 物江修 氏、井上大輔 氏
Microsoft Azure: クラウド コンピューティング プラットフォームとサービス
- Azure 500+
ものすごい数のサービスをリリースしている
1兆円の投資で、今年一年で500のサービスをローンチ。
MS社員も全てを把握できないくらい。 - 世界に19リージョン存在
- クラウドに最適化しているので、スケールアップやスケールアウトが高速
コストやスキルが問題で出来なかったことが、様々なサービスを組み合わせて低コストで出来るようになった。
機械学習は以前は初期コストが2000万円かかったけど、今では数万円で始められる。
サービスの一部紹介
- Event Hub
大量データの受け皿 - Power Bi
リアルタイムなデータ分析やグラフ化が可能 - ML
機械学習
人の顔の写真から年齢を推測するデモ
How Old do I Look?
Azureのサービスはネーミングセンスが良くない。Googleの検索に引っかかりにくい。Bingでも出てこない。
パネルディスカッションまとめ
- BaaS各社の仕様がバラバラなので、各社のメリット/デメリットが分かりにくい
- お客様によっては、酷いクエリを投げつけてくることもあって、中の人は死にそう
- SaaS/BaaS/PaaS/IaaSの線引きが分かりにくい
- 既にBaaSという言葉自体、米国では古いバズワードで、MilkcocoaもMSもBaaSなんて言っていない。ハブと言っている。