米SprintがiPhone 5発売とデータ固定料金の継続を発表
モバイルトラフィックの増加を理由に、モバイルキャリア各社が従量課金への移行が進んでいる中で、米SprintがiPhone 5発売と共にデータ固定料金プランの継続を発表しました。
Sprint Nextel Corp. (S) will offer Apple Inc. (AAPL)’s iPhone next month with unlimited data service plans to distinguish itself from rivals AT&T Inc. (T) and Verizon Wireless, according to people familiar with the matter.
via: Sprint Said to Plan Unlimited Data With IPhone – Bloomberg
米AT&Tとベライゾンは既に従量課金へ移行していますし、日本でも通信量の抑制に乗り出したり、通信料金の見直しを検討するなんてニュースでも出てきています。
そんな中で、それでも米Sprintが固定料金を強行するには当然理由があります。
現在、米国のモバイルキャリアは4社(ベライゾン、AT&T、Sprint、T-Mobile)で、シェアは以下の通り。
参考記事:アメリカ合衆国における携帯電話 – Wikipedia
2011年3月20日に、AT&TがT-Mobileを買収することに合意したと発表しています。
そうなるとシェアはこんな感じ。
米Sprintとしては何とか生き残るためにも、他社との差別化を図るためにデータ固定料金の継続はやむなしなんでしょう。
また、加入者も他社に比べて少ないために帯域的にも、まだ余裕があるのかもしれません。