米AT&Tが顧客情報の外販を開始
米AT&Tが,顧客情報を外販すると発表しました。
AT&T Inc. has unveiled plans to make money from the mountain of subscriber data it holds in its back-office systems.
以前からキャリアが持っている顧客情報は十二分にお金になるよなぁと思いつつ、日本では顧客情報を他社に渡すこと自体ありえない風潮だったりするので、現実問題難しいと思っていましたが、海外は意外にも以前から行われていたようで。
Verizon Wirelessでは、「Precision Market Insights」という顧客情報外販サービスを始めています。
AT&Tが今回提供を予定しているサービスは、セルラだけでなくWi-Fiの位置情報や有料テレビの利用情報、端末情報、Webアクセス履歴、アプリ利用情報、属性データなど多くの情報を提供する点のようです。
最も大きな懸念点はプライバシーの問題だと思いますが、AT&Tは今回のサービス発表に伴いプライバシーポリシーを変更していますが、顧客情報の扱いについては以下のように述べています。
We know our customers care about privacy just as we do. So, we also worked to provide greater transparency and customer controls over how your data is used. We don’t sell your personal information, and we won’t use it
プライバシーポリシーの更新内容は以下に記載されています。
- アカウント情報は、氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、サービスなどの支払いデータ、パスワード、セキュリティコード、サービス履歴等を含む。
- ネットワークパフォーマンスと使用情報は、当社の製品やサービスを利用状況を含む。
- Webブラウジング&ワイヤレスアプリケーション情報は、Webサイトとモバイルアプリの利用状況を含む。
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