2016年米IT・通信・メディア業界の展望」参加メモ
「2016年米IT・通信・メディア業界の展望」という勉強会に参加してきました。
勉強会「2016年米IT・通信・メディア業界の展望」|EventRegist(イベントレジスト)
小池良次氏がCES2016でのキーノートや発表会から見えてくる米国のIT事情について語るという内容で、CES2016の内容を俯瞰できたのは良かったです。
以下個人的メモ。
CES2016
2015年の情報家電市場はマイナス成長。
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2016年も下がるのでは。。。
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そもそも家電という業界が無くなってきている。
モバイルも元気がなくなってきていて、牽引者がいない状況 -
ウエアラブルだけ中国、先進国を中心にプラス成長
とはいえそもそも市場はまだ小さい -
次のピークは2020年
2020年に5Gが出てくる
これからの4年は仕込みの年になる
Netflixの基調講演
- netflix everywhere
- 現在は190カ国に提供している
- コンテンツ市場はオムニマーケティングになる
IBMの基調講演
- 決算は最悪だった
- クラウドネイティブになって、IBMの役目が小さくなっている
Samsung基調講演
- 携帯のSamsungではなく、IoTのSamsungを強調
良くも悪くもモバイル不況の影響か。。 - キッチンは家庭の情報ハブである
スマートウォッチ
- 腕時計メーカーの逆襲
- 伝統的な時計メーカーがスマートウォッチを出してきた
ヘルスデバイス
- 非常に大きなマーケットに成長してきている
- BaaS提供者とのエコシステムなども始まってきた
スマートホーム
- 様々なスマートホームを統合的に組み合わせるバックエンドサービスが伸びてきており、勝者が決まり始めた
Icontrol Networksが最大手 - スマートキーや監視カメラなどは、トップブランドが確立されてきていて、淘汰が始まっている
コネクテッド・カー
- GMが廉価版EV(300万ドル)を発表
センサー機器
- クラウドファンディングで資金を集めて販売するスタートアップが増えてきた
- 今年はスタートアップ向けにワンフロアを割り当てたぐらい盛況
ドローン
- 多くはホビー用のコンシューマ向けドローンが展示
- 今年は大手企業がドローンに参入してきた
Intelが中国のドローンメーカーに投資
Qualcommが4kカメラ対応のフライト・コントローラを発表 - ドローンベンチャーも急増
Lilyは既に6万台の受注を抱えている - ただし、航空工学を知らないエンジニアがアイデアだけで勝負している状況なので、近く淘汰はあるだろう。
- 米国ではNASAがドローン用の航空管制システムを開発している
IoT/IoH
- 第1世代:スマートテレビ、センサーネットワーク
- 第2世代:人との協調、コミュニケーションロボット、AI Everywhere、intelligent IoT
ネットワークも変わって、エッジコンピューティング必須