スティーリング・ザ・ネットワーク

スティーリング・ザ・ネットワーク―いかにしてネットワークは侵入されるか

427406560X.jpg
書籍データ
単行本: 304 p ; サイズ(cm): 24
出版社: オーム社 ; ISBN: 427406560X ; (2004/03)

ネットワーク不正侵入の方法をストーリー形式でかかれている点は、有名なハッカーであるケビン・ミトニックか書いた欺術(ぎじゅつ)に通じるものがある。
欺術(ぎじゅつ)を読んだときも思ったが、改めてネットワーク不正侵入の肝(キモ)となるのはソーシャルハッキングなのだというのが浮き彫りになってくる。
ソーシャルハッキングとは、知人に成りすまし電話をかけてパスワードを聞き出す。
ビルの清掃人に成りすましビルに侵入してごみ箱からパスワードを書いた紙を探し出す。
と言ったいわば泥臭い方法で侵入を試みる手口である。
実際ネットワーク経由での不正侵入を防ぐためにファイアウォールを設置したり IDS やら IDP を設置したりといったセキュリティ対策に力を入れるより、会社組織内の一人一人のセキュリティ意識を高める努力をしたほうが何倍も効果があると思います。
本書はセキュリティ意識を芽生えさせるきっかけになる格好の書籍だと思います。(89)2004/5/7″

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください