Cisco WAN 実践ケーススタディ
インプレスジャパン様より献本を頂きました!
ありがとうございます!
最近の仕事がまさに、「WANサービス」な仕事だったりするため、本書は以前から興味を持っていました。
読んでみた感想は、「むちゃくちゃ読み手を選ぶなぁ(笑)」
題名からしても非常に読者層が限られることは予想できますが、中身も非常にとんがった内容で、読み手は選ぶけれども該当の読者であれば間違いなく満足できる内容です。
「MPLS-VPN」、「広域イーサネット」、「インターネットVPN」という現在主流の3つのWANサービスの概要からcisco IOS での細かな設定例が掲載されていますので、WANサービスを運用されている方には重宝するのではないでしょうか。
さらに、WANサービスの高付加価値サービスとして、「IP-SLA」「Netflow」「EEM」といった比較的新しい機能についても触れています。
CCOを見れば良いじゃんという話もありますが、1冊の本にまとまっているという意味では、とても価値ある本だと思います。
目次
■Part I 主要WANサービスの市場・技術・ケーススタディ
第1章 イントロダクション 企業に求められるWANサービスとそれを支える技術
1.1 企業がWANを介して利用する主なアプリケーションとその要件
1.2 WANサービスとその構成技術
第2章 MPLS-VPN
2.1 MPLS-VPNの仕組みとサービスの概要
2.2 イーサネットアクセスタイプ(10/100Mbps)
2.3 イーサネットアクセスタイプ(1Gbps)
2.4 ATMアクセスタイプ(ATMメガリンク・メガデータネッツ)
2.5 STMアクセスタイプ(DA、HSD)
2.6 FRアクセスタイプ
2.7 BGPの設定
第3章 広域イーサネット
3.1 広域イーサネットの仕組みとサービスの概要
3.2 アクセスリストによるルーティングコントロールとQoS
3.3 VLANによるルーティングコントロールとQoS
3.4 iBGPルートリフレクタ
第4章 インターネットVPN
4.1 インターネットVPNの背景と仕組み
4.2 インターネット接続(ISDNダイヤルアップ)
4.3 インターネット接続(PPPoE方式)
4.4 インターネット接続(DHCP方式)
4.5 IPsec LAN-to-LAN接続
4.6 GRE over IPsec
4.7 VTI
4.8 DMVPN
4.9 Cisco EzVPN
■Part II より高度な活用のためのケーススタディ
第5章 ハイブリッド型VPNと冗長構
5.1 冗長構成とハイブリッド型VPN
5.2 オブジェクトトラッキング
5.3 MPLS-VPN High Availabilityデザイン
5.4 広域イーサネットとインターネットVPNを併用したハイブリッド型VPN
5.5 MPLS-VPNとインターネットVPNを併用したハイブリッド型VPN
5.6 ポリシーベースルーティング(PBR)の設定
5.7 アプリケーションプロトコルに基づくPBR
第6章 シスコWAN機器での高付加価値サービス
6.1 情報収集モデルの比較
6.2 IOS IP SLA機能を利用したネットワークサービスレベルの測定
6.3 IOS NetFlow機能を利用したトラフィックフロー統計情報の提供
6.4 IOS EEM機能を利用した高度なカスタマイズ
6.5 その他の有益なIOS機能
6.6 セキュリティサービスの実装”