ムーン先生が教える ビジネスで一番、大切なこと

差別化の本質を突いた一冊。

他社から抜きんでるには、「差別化」が重要だという話はよくあるのですが、では何が差別化要因となるのか?という点についてここまで明快かつ分かりやすく書かれた書籍は無いかもしれません。

「カテゴリーが成熟するにつれ、中にいる企業は一群となって競い合い、予測可能な一定の方向に向かい、異質的同質性を帯びる。消費者の選択肢は急増するが、それぞれの違いはほとんどの消費者にとって無意味なもの。」

「競争が激しくなればなるほどコモディティ化に抗い差別化の取り組みが強化されるはずだが、現実は、企業が熱心に競い合うほど、その違いは消費者の目から見て小さくなっている。」

これらの呪縛から逃れ、真の差別化を実現するには、競争ではなく、競争からの完全な脱却が必要であると。

具体的に差別化を図るためのフレームワークとして、「リバースブランド」「ブレークアウェーブランド」「ホスタイルブランド」という3つのフレームワークを上げながら、実際に成功している企業を例にとても納得感のある説明をしてくれています。

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