ネットワークエンジニアになってから勉強している9つのこと

Studying

この前、同僚に「ネットワークエンジニアを目指すようになってから、どんな勉強をしてきたんですか?」という質問を受けました。

この業界に入ってまず最初に目指した目標は「ネットワークエンジニア」になることでした。
もちろん肩書きではなくて、社内外からそう見られるという意味で。

当時は「ネットワークエンジニア」という仕事は、ネットワークの知識さえあれば渡り歩けると勘違いしていました。
しかし、実際に「ネットワークエンジニア」として仕事をしてみると、当時の僕には「ネットワークエンジニア」を名乗るにはあまりにも
知識も経験も不足しまくりで、叩きのめされ、自分の実力を思い知らされたことをよく覚えています。

そんな、「こんな生ぬるい考えじゃやばくね?」と心のそこから痛感させられた日から今日まで僕が何を学んできたのかを、書いてみたいと思います。

ネットワークの知識

何はなくともネットワークに関する知識は必須。机上のTCP/IPに関する知識はもちろんですが、それだけではクライアントと話す時に話が続かないですし、クライアントが求めている回答に対して100%応えることは出来ません。

そのため、出来るだけ以下のような応用スキルを伸ばすように努力しています。

  • ネットワーク設計
    溜め込んだ知識から、どれだけCAPEXとOPEXを意識して効率の良いネットワークを設計できるのかというスキル
  • トラブルシューティング
    机上の知識を土台に、どれだけスマートに原因を特定出来るのかというスキル

こちらの記事も参考になるかもしれませんので、リンクを貼っておきます。
ネットワークエンジニアという仕事(1)
ネットワークエンジニアという仕事(2)

見てわかるTCP/IP
見てわかるTCP/IP 中嶋 章

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論理的思考な技術

ロジカルシンキングってやつ。
事象に対する基本的な考え方でエンジニアには必須のスキルと感じています。
ロジックを組み立てながら顧客の課題を浮き彫りにし、課題に対する解決策をモレなくダブりなく明快にアウトプット出来るか。
何事も論理的思考を出発点に、思考できたら最強だよなぁと思いつつ、まだまだ道半ば。

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution) 照屋 華子,岡田 恵子

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営業に関する知識

エンジニアも、せめて「営業とはどういう生き物なのか?」を知っておくことは重要だと思い、営業に関する書籍をよく読んでいます。
理由は、ネットワークエンジニアといっても営業として動くことを求められるポジションだということ。
最終的にはクライアントに製品なりサービスを購入してもらうことがゴールであることから、営業的考え方やクライアントに購入してもらうまでのプロセスは知っておかないとという考えから。

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術
大型商談を成約に導く「SPIN」営業術 ニール・ラッカム,Neil Rackham,岩木貴子

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財務に関する知識

財務とかまったく興味がなかったのですが、社会人生活を過ごしていく中で、実はすげぇ重要だと日々感じています。
クライアントのキーマンと呼ばれる方々は、常に会社の成長にベクトルが向いていて、自社の財務の状況から進むべき道を模索しています。
そのような方々と付き合うためには、財務の知識は必須と感じ勉強しています。

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)
決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44) 國貞 克則

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プレゼンに関する知識

僕も含めてエンジニアは、プレゼンが苦手な方が多い印象です。
でも、どれだけ知識をもっていても、クライアントを納得させなければ何も始まりません。
この分野は知識/経験不足だったのでがんばって勉強しています。
プレゼン技術は書籍はもちろんですが、上手い方のプレゼンを聞くことも非常に参考になります。

おすすめやっぱりスティーブ・ジョブズですかね。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則 カーマイン・ガロ,外村仁 解説,井口耕二

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デザインに関する知識

プレゼンに関する知識と若干かぶりますが、プレゼン資料のデザインセンスの
重要性を日々痛感する今日この頃。
クライアントに刺さる資料ってすげぇ大事です。。。

プレゼンテーションzen
プレゼンテーションzen Garr Reynolds,ガー・レイノルズ,熊谷 小百合

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最新技術を追いかける能力

ITの世界は進化がとても早く、あっという間に技術が陳腐化していきます。
常日頃から新しい技術は意識的に追いかけるようにして、「この技術が社会に与えるインパクトはどれほどのものか?」「クライアントのネットワークに取り入れることで、クライアントの業績向上につながるのか?」など、その技術の裏を自分なりに考えています。

ITロードマップ2011年版
ITロードマップ2011年版 野村総合研究所技術調査部

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プロジェクトマネジメント

デスマーチとかマジ勘弁・・・
案件を一人で回すことは希で、基本的には複数のメンバーで案件対応を行います。
案件対応していく中で、痛感したのがプロジェクトマネジメント知識の無さ。

コストと工数を意識しながら効率の良いスケジューリング。
プロジェクトが進む中で、スケジュールの遅延やコストの増加を如何に減らせるか。
そんなことを日々勉強しながら、トライアンドエラーを繰り返す日々です。

世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント 【第2版】
世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント 【第2版】 G.マイケル キャンベル,サニー ベーカー,中嶋 秀隆

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様々なジャンルの本

本はどんなジャンルでも読むようにしています。
自分の興味のある本や仕事に関係する本ばかり読んでいると、どうしても思考が狭くなっていく気がします。
そのため、知り合いのおすすめや、ネット上で評判の良いものを中心に、とりあえず読んでみる。
もちろん外れることもありますが、それ以上に新たな気づきを得られますし、日々の読書が自分の中で新たな考え方を構築出来ているんじゃないかなと思っています。

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか トニー・シェイ,本荘 修二 監訳/豊田 早苗 訳/本荘 修二 訳

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