日本の携帯キャリアは従量課金制に移行するのか?
日本では固定通信もモバイル通信も長らく固定料金制でしたが、
いよいよ従量課金制に移行してくるかもしれません。
昨今の爆発的なトラフィック増加が原因で、キャリアのバックボーンの
帯域を逼迫してきています。
バックボーンの設備投資を増やせば、当然問題ないのですが、
費用対効果を考えると、損益分岐点を下回ってしまい、
これ以上の設備投資は赤字をたれ流してしまうだけのため、
キャリアにとっては頭が痛い問題。
特にモバイルキャリアはスマートフォンの普及で、
このままスマートフォンユーザーが増えていくと、
深刻な帯域圧迫が待ち構えていると言われています。
米国のモバイルキャリアではすでに従量課金制が始まっていまして、
従量課金制への移行時に特に大きな問題は発生しなかったとのことですので、
日本のモバイルキャリアも追随していくことは十分に考えられます。
「米SprintがiPhone 5発売とデータ固定料金の継続を発表」
もちろんユーザーにとっては、従量課金制は
決して喜ばしいことではありません。
ここまでクラウドが普及したのも固定料金だったからこそとも言えますし。
悩ましい問題ですね。