Ciscoが全世界のモバイルデータトラフィック予測をアップデート
若干出遅れた感がありますが、Ciscoが全世界のモバイルデータトラフィック予測をアップデートしています。
www.cisco.com/web/JP/solution/isp/ipngn/literature/pdf/white_paper_c11-520862.pdf
レポートの要約
2011 年、全世界のモバイル データ トラフィックは 2.3 倍に増加し、4 年連続で 2 倍以上の増加。
2011 年は、モバイル ビデオ トラフィックが初めて 50 % を超えた。
2011 年、第 4 世代(4G)接続が 4G 以外の接続に対し、平均で 28 倍のトラフィックを生成。 モバイル接続の中で 4G 接続の割合はわずか 0.2 % だが、すでにモバイル データ トラフィックの 6 % を占めている。
2011 年に、スマートフォンによる利用量の平均は約 3 倍になった。
現在全世界で利用されている携帯端末の中でスマートフォンが占める割合はわずか 12 % だが、全世界の携帯端末のトラフィックの 82 % 以上がスマートフォンで生成されている。
2011 年の全世界の携帯端末とタブレット PC のトラフィックの 33 % が、デュアルモードまたはフェムトセルで固定ネットワークへオフロードされている。
2016 年に、世界の月間モバイル データ トラフィックが 10 エクサバイトを超える。
2012 年までにモバイル接続されるデバイス台数が世界人口を超える。
2016 年、中国が全世界のモバイル データ トラフィックの 10 % 以上を占める。
全世界のモバイル データ トラフィックは、2011 年から 2016 年の間に 18 倍に増加する見込み。
2016 年までに、全世界のモバイル データ トラフィックの 3 分の 2 がビデオになる。
2016 年までに、デュアルモード デバイスとフェムトセルで、毎月 3.1 エクサバイト以上のモバイル データ トラフィックが固定ネットワークへオフロードされる見込み。
何を根拠に予測しているのか?
ちなみにこのトラフィック予測は、何を根拠に予測しているのかというと、Cisco自身がネットワーク接続速度を測定するアプリを各スマフォで提供していて、その情報を集約した情報を元に予測しています。
対応デバイスはiphone、Android、BlackBerryです。
さらに以下のサイトでリアルタイムで全世界の測定結果を確認することも可能。
Global Internet Speed Test (GIST) for iPhone, BlackBerry and Android Devices