リーダーの器って何だ?
ビックリするぐらい心配しすぎるヤツも、 ビックリするぐらい気にしないヤツも、 ある意味才能なんだと思う。
多様性という観点からいえば、チームにはどちらもいた方が良い。 同じタイプのメンバーばかり集めてもイノベーションは生まれない。
ただし、多様性のあるチームなら、何でも良いわけではなく、 チームメンバーの強みに多様性を持たせることがとても重要。
逆にメンバーの弱みに多様性をもたせてしまうと、 とんでもないことになるわけで。
何にしても、その多様性のあるチームをハンドリングするリーダーは 大変だけれども。
リーダーにとって自分の考えや、やり方に同調したメンバーばかりを 集められれば管理は楽になる。
でも、ほとんどの組織はメンバーを選べない。
自分のスタイルが「叱って育てる」タイプなら、「叱って伸びる」メンバーを 集めれば良いし、「褒めて育てる」タイプなら、「褒めて育つ」メンバーを集めれば良い。
それが出来ない組織にいるなら、リーダーは自分のスタイルに固執してもうまくいかない。 メンバーの個性に合わせてリーダーが接し方を変えていかないといけない。
それを信念を曲げると考えているのなら、間違っている気がする。
結局それは単なる頑固なだけであって、「ぶれない」と「頑固」は違う。
リーダーの器ってのは、「いろんなタイプを演じることができる」ことなのかもしれない。