Cisco IOS上でピンポンゲームが出来るということで試してみた。

Cisco Support Communityにピンポンゲームが出来るEEMスクリプトが紹介されていました。

Good old PONG now runs on IOS as a TCL script.

via:PONG on IOS | EEM Scripting | Cisco Support Community | 5941 | 12359826

EEM(Embedded Event Manager)とは、Ciscoが扱っている各OS(IOS、IOS XR、IOS XE、NX-OS)に搭載された運用管理機能の1つです。
事前にイベントとアクションを設定し、イベントを検出すると、設定しておいたアクションを実行してくれます。

EEM (Embedded Event Manager)

via:EEM (Embedded Event Manager) – ネットワークエンジニアを目指して

早速試してみた

実機を用意するのが面倒だったので、GNS3上のIOSで動作させてみました。

IOSバージョン

c7200-ipbase-mz.151-4.M5.bin

事前準備

下記サイトから「iospong.tcl_.zip」をダウンロードして解凍します。

PONG on IOS | EEM Scripting | Cisco Support Community | 5941 | 12359826

tclファイルを保存する「disk0:」をフォーマットします。

R1#format disk0:
Format operation may take a while. Continue? [confirm]
Format operation will destroy all data in "disk0:".  Continue? [confirm]
Writing Monlib sectors....
Monlib write complete 

Format: All system sectors written. OK...

Format: Total sectors in formatted partition: 2016
Format: Total bytes in formatted partition: 1032192
Format: Operation completed successfully.

Format of disk0: complete
R1#

TFTP等でtclファイルを転送しても良いのですが、ホストOSとの接続が面倒だったので、IOS上で直接TCLファイルを作成しました。

「tclsh」コマンドでTclシェルモードを起動させます。

R1#
R1#tclsh 
R1(tcl)#

Tclシェルモードから抜ける場合は、「tclquit」コマンドで抜けることができます。

Tclシェルモード上でスクリプトを作成するには、「puts [open “disk0:ファイル名” w+]」とすることで作成し、保存することが可能です。

puts [open "disk0:iospong.tcl” w+] {

ここに、iospong.tclファイルの中身をコピペ

}

TCLの実行

それではtclを実行してみます。

R1#tclsh disk0:iospong.tcl

実行してみると分かりますが、残念ながら操作は全く出来ずに見ているだけですが、ネタとしては面白いですね-。

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