OVUMが最新のモバイル機器の利用トレンドを発表
リサーチ会社のOVUMが「Smartphone & tablet usage trends & insights」というレポートを発表していましたので紹介します。
Smartphone & tablet usage trends & insights
サマリ
- 4G LTEは歴史上最も急速に成長しているモバイル技術
- スマートフォンやタブレットユーザーの、2014年12月のデータ量/ユーザーが10GBに到達
- iOSタブレットはAndroidタブレットよりもデータ量が多い
- スマートフォンのデータ使用量はiOSとAndroidで大きな違いは無く、10GB/月を突破した
- 4GのAndroidスマートフォンのユーザーは、2014年1月に10GB/月に到達した
- スマートフォンやタブレットのデータ使用量のうち、Wi-Fiが80%でセルラーが20%という割合
- 世界的にみて、毎月のデータプランは、実際に使用するデータ量よりも多いデータプランを契約している
- データプランを超えて利用するようなユーザーは、スマートフォンユーザーの中でも少数派
グローバルでのLTE加入者シェアは以下の通り。日本は米国に次いで2位。
以下がスマートフォンやタブレットのデータ使用量のうち、Wi-Fiが80%でセルラーが20%という割合のグラフで、2014年1月と2014年12月を比較するとWi-Fiでのデータ消費量が伸びて、Wi-Fiとセルラー合わせて10GBを超えています。
以下のグラフは、AndroidとiOSのスマートフォン、タブレットそれぞれのトラフィック割合。
Androidのタブレットユーザーは2014年12月に9GBのデータ消費量ですが、iOSのタブレットユーザーは12GBを消費しています。
スマートフォンユーザーは2014年12月でどちらも10GBを超えた辺りで大きな違いはありません。
こうやってみると、Wi-Fiがモバイルデータ通信において重要な地位になってきているともいえます。それは、セルラーのデータプランという縛りとフリーのWi-Fiスポットの普及も大きく影響しているのだと思いますが。
特に海外ではケーブル会社やGoogleやFacebookなどがフリーWi-Fiを提供していたりするので余計ですね。