スタートアップが成功するための8つの条件
最近、スタートアップを立ち上げた方々と話す機会があり、スタートアップを成功に導くための条件を聞いてみました。
もちろん三者三様、それぞれ意見はありましたが、全員に共通していたキーワードもありました。
今回は「スタートアップが成功するための8つの条件」としてまとめてみました。
1.起業家が情熱的であること
全ての起業家は情熱的であるべきで、それはWANTではなくMUST。
5年先、10年先の未来を見つめて消えることの無い情熱で事業に取り組む想いがなければその事業は失敗しる。
Telsaの企業者であるイーロン・マスクは以下のように言っています。
「私は他の人に比べてほとんど個人的なことにお金を使っていない。家も、ヨットも、美術品ももっていない。服装は主にTシャツとジーンズ。あと私は子供に関連する旅行以外、ほとんど休暇をとらない。」
投資家や顧客は、起業家がどこまで情熱を持って取り組んでいるかを意識的にも無意識的にも見ています。
2.シンプルなアイデアであること
スタートアップも当然大きな目標やゴールを持つことは大事ですが、最初から世界を変えることを意識しても方向性がブレるだけ。
信じられないほどシンプルなアイデアを実現することからスタートして、そのアイデアを膨らませながら拡大させていく方が良い。
まずは、1人の顧客のために、1つのプロダクトやサービスで、1つの問題を解決することから始めることが成功のポイント。
3.1つの収入源に集中すること
より多くの収入源を持とうとするのではなく、最初は確実に収入がある1つの収入源に
集中することが重要。
そうしなければ必ずどこかで資金に困ることになる。
当然、収入源を考えずに想いだけで起業して、起業してから収入源を探すというのは宝くじが当たるのを待つのと同じ、愚の骨頂。
4.顧客/市場を知ること
顧客が抱えている問題は何か?何に対してお金を払うのか?これらを明確に、具体的に理解すること。
「ファミリー向けのサービスを展開しています」ではなく、「30代の夫婦で、二人のお子さんを持ち、年収が700万円であり、スマートフォンを活用することに抵抗感なく活用している方を対象に云々。。。」と具体的な顧客層まで落とし込んでいくことが大事。
ビジネス成功のためには、立ち上げたビジネスの市場の顧客を増やすこと、巻き込んでいく必要がある。とにかく市場を知ることに対しては、時間を惜しまないこと。市場を理解することに近道はない。
もちろん、大きな市場を狙うことも重要。起業しようとしているアイデアに人生を捧げるつもりなら、永続的にビジネスが出来るほどの市場であるべき。
5.日々のグロースハックを怠らないこと
当初のアイデアがそのまま事業の成功に繋がることは無いと思った方がよい。
アイデアは起業のきっかけでしかなく、市場や顧客の状況で当初のアイデアを捨てることもあるかもしれないし、膨らませていくこともあるかもしれない。
いずれにしても、日々のグロースハックを怠らずビジネスを微調整していくこと必須。
6.アイデアを共有すること
アイデアには価値は無く、行動にこそ価値がある。アイデアを共有したら盗まれると考える人は成功しない。
逆にアイデアを多くの人に聞いてもらい、フィードバックをもらうことの方が何百倍も大事。
優秀な起業家は誰よりもこのことを理解していて、積極的にアイデアを披露しフィードバックをもらうようにしている。
7.適切なタイミングで適切なマーケティングを行うこと
スタートアップは資金が常に不足している。
資金が無い中でもマーケティングをしていかなければいけないので、コストとマーケティングのバランスは起業の初期段階では特に気をつけなければいけない。
また、ビジネスのステージによって、効果的なマーケティングの手法が変わるので、適切なタイミングで適切なマーケティングを行うことも大きなポイント。
8.アイデアをドライヴしてくれるメンターを見つけること
起業を後押ししてくれるメンターやアドバイザーを見つけることは成功へと繋がる近道。
ただし、メンターはあくまでメンターであって、全てが正しいこととは限らない。最終的な判断は自分だし、全ての責任も自分にあることは忘れないこと。