いよいよ北米でIPv4アドレスが今年中に枯渇する見込み
アジアでは、2011年にIPv4アドレスの割り振りが終了しましたが、ついに今年中には北米でのIPv4アドレスが枯渇するというニュースがありました。
ついにIANAによるIPv4アドレスの割り振りが終了 | ネットワークエンジニアを目指して – ブログ
For some time now, we’ve been writing about how IPv4 addresses are running out. Very soon, ARIN, the American Registry for Internet Numbers, which distributes IP addresses in North America, will have to say “no” to a member requesting IPv4 addresses, even though they qualify for getting them.
via:Get ready to wait in line for more IPv4 addresses | Ars Technica
記事によると、今後数週間で割り当てるためのIPv4アドレスが無くなるだろうと書かれています。
IPv4アドレスは約43億個あるのですが、ほとんどが使われているということになります。何だか感慨深いですね。
今後、IPv4を使いたい企業が取るべき道は2つ。IPv4アドレスの売買を仲介する業者から、IPアドレスを購入するか、IPv6への移行のどちらかです。
現在のIPv4アドレスの相場は、1個あたり約12ドルと言われていますが、今後は高騰するものと思われます。
Prices ranges from $9-$11/address. Microsoft paid $11.25/address in the 2011 Nortel bankruptcy.
via:IPv4 Address Market Takes Off – Dyn Research | The New Home Of Renesys
以下のグラフはGoogleが発表しているIPv6アドレスの利用率です。これを見ると確実にIPv6の利用は増えていて、全体の割合で6%を超えてきています。