「よくわかる最新ネットワーク技術の基本と仕組み」という書籍を執筆しました
今年に入って出版社の秀和システム様から書籍執筆の依頼をいただきまして、インフラエンジニア1年目に向けた技術書「よくわかる最新ネットワーク技術の基本と仕組み」を執筆していました。このたび2016年9月30日(予定)に秀和システム様より発売されるということで簡単に紹介したいと思います。
秀和システム
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書籍の内容
今回のターゲットはインフラエンジニア1年目の新人エンジニアにしました。右も左も分からない中で、どのように効率よくITスキルを積み上げていけばよいか、様々な技術のどの部分がキモとなるのかを解説しています。最近のインフラ技術は仮想化やクラウド、SDNなどの新しいスキルもカバーしていかなければいけないため、その辺りにも言及しています。
ネットワーク関連の技術書は既に数多く出回っていますが、
- 昨今のSDNや仮想化といったネットワーク周りの大きな変化
- 技術解説だけではなく若手インフラエンジニアに向けた書籍が少ない
という2つのモチベーションから、この辺りにテーマを絞って書いてみました。基礎的なTCP/IPの技術解説にとどまることなく、現場でのトラブル事例や運用する上で注意した方が良い点などのTips的なことをできるだけ盛り込むようにしました。
目次
第1章 コンピュータネットワークを理解しよう
第2章 プロトコル
第3章 物理層とデータリンク層
第4章 データリンク層
第5章 ネットワーク層
第6章 トランスポート層
第7章 セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層
第8章 ネットワークを構成する機器
第9章 クラウドコンピューティングと仮想化
執筆環境
実はメインの話題はこっちだったりするんですが、今回の書籍はKindle本を含めると4冊目になり、自分の中での執筆環境も大分固まってきましたので、執筆環境についても紹介しておきます。
執筆に使用したシステム
- MacOS X
- Dropbox
- Sublime text
- Marked2
- Monosnap
- SubnetCalc
- iTerm2
- Virtual Box
- Power Point
MacOS X
普段からMacを使っているので、執筆も必然的にMACを使うことになります。
Dropbox
原稿をローカルにだけ保存しておくのは危険すぎるので、Dropbox上にファイル一式を置いて管理するようにしています。
Sublime Text
原稿は全てSublime Textを使って書き上げました。プロジェクト管理も出来るし、ストレスなく書けるし、検索も早いしで今のところ不満はありません。
Sublime Text: The text editor you'll fall in love with
Sublime Textに以下のパッケージを導入しています。
- Monokai Extended
- Markdown Extended
- SublimeLinter
- SublimeLinter-contrib-textlint
パッケージは他にもいろいろと入れてますが、執筆に関連するパッケージは上記ぐらいです。原稿はMarkdownで書くので、Markdown関連のパッケージを入れているのと、最終的にtextlintを使って文章校正を行っています。Sublime Textを使っている理由は、パッケージを導入することで自分好みの環境を作ることができる点と、文字数が増えても重くならない点で気に入って使っています。
全体を1つのプロジェクトとして登録し、章ごとにフォルダを分けて、各フォルダにその章に関連する図なども放り込んで管理しました。この管理方法が最適かどうかは分かりませんが、現時点ではうまく管理できていると思います。
Marked2
原稿はMarkdownで書いていますので、確認はMarkdownプレビューアのMarked 2で確認しています。Sublime Textに「OmniMarkup Previewer」というパッケージを導入すればリアルタイムプレビューが可能なのですが、個人的にプレビューは別アプリのMarked 2に任せています。Marked 2でもSublime Textで原稿を保存するタイミングで、Marked 2側もリアルタイムで更新されるので、原稿を書きながらプレビューできるので便利です。
Marked 2 – Smarter tools for smarter writers
Monosnap
MacやWindowsのスクリーンショットを掲載する必要があったので、Monosnapを使ってスクリーンショットを取っています。Monosnapじゃないとヤダってほどじゃないですが、他にMonosnap以上のスクリーンキャプチャツールが無いので使い続けています。
Monosnap – Free Screenshot Tool
SubnetCalc
書籍の中でサブネット計算の解説をしているのですが、間違えるとマズいので、このIPサブネット計算ツールを使いながら書きました。
iTerm2
PingやTracerouteの実行結果を掲載する部分は、普段から使っているiTerm2を使用しました。MACのターミナルはiTerm2一択ですね。
iTerm2 – macOS Terminal Replacement
Virtual Box
Windowsのスクリーンショットも掲載したかったので、Virtual Box上にWindows 10をインストールしました。
Power Point
書籍に掲載する図は編集の方が綺麗にしてくれるので、PowerPointでラフに書きました。超適当に書いた図を、こちらの意図を汲み取った上で綺麗に仕上げてくれる編集さんの仕事っぷりはさすがっすね。